2020年11月某日、中之島のある広場に青い衣装を手に持った集団が現れた。
先日に番組にも出演頂いた金谷勉氏率いるセメントプロデュースデザインの面々だった。
彼らはいつも以上に険しい表情を浮かべながら颯爽と歩いた。
わずか5分足らずで着替えてできたのは、十数名のアマビエ....セメビエだった。
彼らは年賀状という側面からも、日本を強くするために奮闘していた。
徹夜明けで明日にも大量の打ち合わせを控えているスタッフFも、
今日ばかりは仏のように澄んだ瞳で、セメビエの長い青髪を
風になびかせながら心境を語った。
迅速な撮影のセッティングと衣装の準備が行われ、我々番組スタッフも話しかけることができずにいた。
そして警備員が周囲の異変に気づいた時、そのシャッターは切られた。
完成した年賀状第1弾。
青い衣装に包まれたセメビエたちの表情は力強くたくましいものだった。
撮影中のアクシデントもそのまま年賀状に取り込んだ。
クリエイティブの世界では、柔軟性とスピードが大事だ。
撮影を終えた車内でようやくスタッフにインタビューできた。
今年入社したスタッフのNさんは先輩スタッフの疾風の如く準備と撤収作業に感動し、4度目の年賀状撮影を経験するKさんは安堵の表情を浮かべながら爆睡していた。
下請け救世主と言われるセメントの底力を見せつけられた一日だった。
10月某日、セメント大阪本社に取材に行ったが、
そこには先日いたスタッフは誰一人おらず、
十数名の動物たちが何やら準備に追われていた。
手には斧を持つ人間もいれば、
ただ何も語らず、ひたすら不敵な笑みを浮かべる
黒猫の姿に、我々番組スタッフは
足をすくませていた。
実はなんと、大阪京町堀に日本中の魅力ある商品を集めたショップ、コトモノミチ商店 at PARK SIDE STOREのオープン準備をしていたのだ。入念な準備によって着々と準備は進められた。
公園近くに誕生したおしゃれなショップに、
地域の動物たちにも大変好印象である。
そしてついにショップが完成。
完成を祝い、記念撮影をすべく、セメキチの森の住人たちがぞろぞろと現れた。
デジャブなのか、
入念なカメラチェックをする変態みたいな犬に
見覚えを感じたその時、シャッターは切られた。
完成した写真はとても楽しげなものになった。
なにわ筋に面したショップ前で、車の中から撮影されまくっても、
一切気にせず撮影する動物たちの姿に感動した。
そして、セメントプロデュースデザインのスタッフは
果たしてどこに行ったのか?我々が見たものはすべて幻だったのか?
答えはわからないが、2021年きっと彼らが日本を面白くしてくれるに違いない。
そんな根拠ない自信だけが、番組スタッフにはあった。
あけまして、おめでとうございます
皆さま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。本年は、「アマビエ」と「あつまれ どうぶつの森」の2本立てでお届けしました。お楽しみ頂けましたでしょうか。昨年度は年始早々コロナ禍でのスタートになりましたが、弊社代表の金谷が2ヶ月に及ぶ密着取材を受けテレビ東京の「カンブリア宮殿」に出演し、弊社のこれまでの取り組みや全国の製造業の皆さんとの協業活動を知って頂く機会となりました。昨年末11月には厳しい状況ではありましたが、皆様のご協力のおかげで、大阪の本社ビル1階に 「COTO MONO MICHI AT PARK SIDE STORE」を無事OPENすることができました。大阪からも日本各地の作り手の皆様の想いや形を伴走しお伝えしてまいります。それでは今年も、なにとぞ、よろしくおねがいいたします!
みしきち
–
コトモノミチ商店の副店長を務める。日本を強くすべく日々奮闘している。
つときち
–
屈強な動物(戦士)たちが集まるセメキチの森の長であり、
コトモノミチ商店の店長。
屈強な精神を日本に伝えるべく「ストロングスタイル計画」を実施中。
不定期でハイボール片手にお店で進路相談や恋愛相談にも乗ってくれる。
しみきち
–
コトモノミチ商店デザイン部のリーダー。
最近ダイエットと肉体改造に成功。
撮影など服を脱ぐイベントでは必要ないのに上半身裸になり
ボディを見せつけてくる。
天敵は炭水化物。
エリポロ
–
コトモノミチ商店デザイン部チーフ。
仕事中もまさに写真のような鋭い眼光を光らせるが、
じつは一番やさしい兄貴的存在。
身体の50%はミスチルでできている。
みはるまる
–
コトモノミチ商店東京ショップデザイン部チーフ。
後輩が頑張る姿に写真のようにうるうるしてしまう、若手の母なる存在。
ネコ好き。
いわきしずえ
–
コトモノミチ商店の経理担当。
キャラに似合わずものづくりや読書が好き。
たかはしジャック
–
コトモノミチ商店東京ショップ店長。
キムタクに憧れているらしいが
写真を見る限りただの変態。
ブラックパンサーなかみち
–
大阪ショップのデザイナー。
セメキチの森に突如現れたヒーローなのだが、
「俺は黒猫だ」と嘘をついて
勝手に住み着いてる。
住民は皆その禍々しい表情におびえている。
村人ニニ
–
最近セメキチの森に移住してきた住人。
りんけけが喋れないのをいいことに、
たまに本人に中国語で暴言を吐いている。
住人A
–
セメキチの森の新しい住人。
とくかく声が大きい。めちゃくちゃ大きい。
そして休日は良きパパ。
サリカ
–
セメキチの森の生物の生体を研究している。
動物たちが徹夜で瀕死の時、
優しい温かいお茶を出してくれる。
クロダップル
–
セメキチの森の癒やし担当でイラストを得意とするデザイナー。
実際に普段もこれくらい腰が曲がっている。
コギクヨ
–
コトモノミチ商店EC担当。
帰る時のキュートな笑顔の「お疲れ様です」に
みんな癒やされている。
アユーケ
–
コトモノミチ商店新人デザイナースタッフ。
天然で愛されキャラ。
みはるまるとは髪型もメガネも被っている師弟関係である。
ナカタニドードー
–
コトモノミチ商店エアポートの船長であり中谷職人工房を経営。
いつも電話している。飛行機の操縦中も電話している。
得意技は脊髄反射と後ろ回し蹴り。
SPECIAL THANKS.
他意はございません。もしもご気分を害された方申し訳ございません。また各関係者の皆様には深くお詫び申しあげます。Respect for カンブリア宮殿, あつまれ どうぶつの森,大阪府立中之島図書館 – 大阪府立図書館