京都信用金庫 / 事業開発ゼミ「ANSWER」

京都信用金庫 / 事業開発ゼミ「ANSWER」

コミュニティバンクとして地域の発展に寄与することを理念とする京都信用金庫様との共同運営で、モノづくり企業のための事業開発プログラム「ANSWER」を実施しました。

■事業開発プログラム「ANSWER」
・説明会の実施
本事業の説明会では、前半は弊社代表金谷による、自社ブランドを立ち上げることによる効果・影響などの話をさせて頂きました。そして後半では大阪堺にて90年以上、こんにゃくの製造販売を行なう、中尾食品工業の4代目の社長である中尾友彦様をお招きし、話をして頂きました。同社では堺で弊社が実施した事業開発ゼミ”Design Sessea”を経て自社ブランドとしてスポーツやフィットネスなどに向けた付加価値をつけたこんにゃく麺”Training Noodle”展開されており、その開発に至るまでの経緯や、開発した後にどのようになったのか、といったような話を対談形式にて行ないました。

その結果、様々な事業者様にお申し込み頂き、面談を経て、最終的には下記のようなジャンルの事業者様と開発を進めていくこととなりました。
・ペット関連のEC事業
・嵐山でのカフェ事業
・ランドセルカバーなどの企画製造販売事業
・珈琲の自社焙煎販売事業
・金箔押し(貼り)事業
・ごま豆腐の製造事業
・スーツ仕立て事業
・音楽を中心とした空間演出事業

・ANSWER事業での取り組み


ANSWERでは徹底した現状分析を行いながら、商品イメージ、方向性、自社ブランディングなど、商品開発に必要なプロセスをじっくりたどり、全8社の参加事業者様の自社の強みを活かした事業の企画を練り上げていきました。
事前に取り組みのための資料の書式をお渡しし、それを埋めたものを月に1度集まって共有(セッション)の上、深めていく、という下記のような全8回の内容で進行しました。

実際のスケジュールと内容は下記のようになります。
第1回 4/21(木)自社分析① 「自社・競合・状況」を十分に分析する
第2回 5/19(木)自社分析② 「自社と他社」のポジションを確認する
第3回 6/16(木)市場・顧客のターゲティング 「自社の差別化できる場所を見出す」
第4回 7/21(木)参加企業訪問  ※時間は別途調整
第5回 8/18(木)コンセプト固め 「自社の想い」や「志」を軸にビジョン設計を行う
第6回 9/15(木)商品企画① コンセプトを満たす事業(商品/サービス)を考える
第7回 10/20(木)商品企画② 商品のアイディアと発想を繰り返す
第8回 11/17(木)企画プレゼン演習 ブランドコンセプトの確立

セッションに向けての資料の準備段階や実施当日は弊社はもちろん、各参加事業者様の京都信用金庫様の各支店担当の方々にもサポートに入って頂きました。

他の地域と同様に、会場での実践に加え、情報の精度を上げるための事業者様への訪問も実施しています。訪問の際には、運営側のメンバーだけでなく、参加可能な事業者の方々も同行頂き、お互いの現場や技術への理解を深め、連携出来そうな部分の模索も行なっています。


また、第6回目からの、アイデア出しをする段階では、同志社大学、京都精華大学の学生の方々にも協力頂く産学連携としての取り組みも行いました。

・ANSWER事業後のフォローについて
ANSWER事業の期間中では自社の特徴や強みから導き出された商品の企画を定めるところまでを行ないましたが、その後は個別面談形式で複数回に渡って商品企画の具体化やリリースに向けてのフォローを京都信用金庫様と連携しながら実施しました。
すでに商品化して、海外の展示会に出展したり、具体的に商談を進めていっている事業者も出てきています。
ANSWERをきっかけとして、京都から全国的なグッドケースを出していくためにも今後も引き続きフォローを実施させて頂く予定です。

・ANSWER

CEMENT PRRODUCE DESIGN