2014年より大阪産業局さまとともに運営している府内の事業者さまのための、商品開発プロジェクト「大阪商品計画」を2023年度も実施しました。
■大阪商品計画とは
大阪府内の中小企業の製造事業者、生産者自らが開発した商品の販路開拓までを支援する、大阪府連携のプロジェクトです。新商品のプロモーション活動を通じてユーザーの声を聞きながら、持続可能な商品開発へとつなげていきます。
(※大阪商品計画紹介ページより https://www.osaka-products.jp/about/)
弊社代表の金谷と取締役の三嶋が事業を担当し、5社の企業さまと新商品開発に取り組みました。
・9期生とともに
2022年7月に募集を開始し、9月末の審査会を経まして、府内の企業さま10社が参加することになりました。その内の半分、5社の企業さまを弊社が担当いたしました。
セメントプロデュースデザイン担当チーム
・印刷事業
・服飾の染色事業
・服飾ニット縫製事業
・看板製作事業
・和包丁の木柄制作事業
上記、業種の方々と開発を進めてまりました。
・事業の分析から商品企画まで (2022年10月-2023年3月)
新商品を開発する際には、すぐ商品企画から始めるのではなく、自社が保有する素材や技術の活用方法を考えます。事業の棚卸しをしながら世の中のマーケットのニーズも同時に捉えてバランス感覚を持って進めます。またこの期間中には参加事業者さまの現場も訪問いたしました。
そして、新商品の企画では前半戦の最大の山場である「アイディア100本ノック」と題する100案の新商品アイディアを考案頂きました。
・2023年3月 中間発表
事業開始からの前半は新商品の企画を行うフェーズになるため、9期生全員集まって中間のプレゼンテーションを行いました。セメントチームの皆さんは、バッチリ企画のプレゼンをされる方だけではなく、笑いを欲しがったり、とにかく声が大きかったり、ときには外野からの声援が飛んできたり。。(なんで普通にできないのだろうか)
それはさておき、2023年4月以降は考えた企画をもとに具体的な開発フェーズです。
・具体的な商品開発(2024年4月-2024年12月)
ここからは試作を繰り返しながら商品の完成度を高めていきました。
1回で完璧なものはつくれるはずはなく、試作を重ねる中で、そもそも考えていた企画を見直してまたゼロに戻ったり。三歩進んで二歩下がるようにひとつひとつ歩みを進めました。
・2025年1月 最終的な新商品のお披露目
そして最終的に仕上がったものを心斎橋パルコにてお披露目を行いました。
ECサイトで販売できる状態にするため、製品を仕上げるだけではなく、パッケージまでつくり当日ディスプレイし、来場者からのフィードバックを頂きました。
最後に
ここまで約1年半という長い時間をかけて新商品開発に取り組んできました。ここまでたどり着くだけでも大変な道のりでしたが、ここが終わりではなく、むしろ始まりです。あくまでスタートラインに立っただけで、ここからどのように育てていけるのか。成長していけるのか。そこが大切です。今回参加のみなさんとこの先も続けていけるように取り組んでいきます。