「切る」と「食べる」2つの顔を持つウッドプレート
静岡県熱海市で、障子や欄間など建具を製造する木工所との協業で生まれた、両面使いのウッドプレート「face two face」。片面は食材を切るまな板として、もう片面は食事を盛りつけるプレートとして、2つの顔を持つプロダクトです。普段使いからパーティーまで、様々なシーンで楽しい食卓を演出します。「盛り付けが苦手な人でも気軽にお洒落なおもてなしができる、1枚で2つの機能を持つウッドプレート」がコンセプトです。誰でもお洒落に飾り付けできるように、どうやって盛りつけたらいいかがわかりやすいようにデザインし、レーザー彫刻で表現しました。
簡単に使いこなせるモノ、それは自分が使うシーンをイメージできるだけではなく、プレゼントする相手の想像もできる商品ではないでしょうか。face two faceは使いやすいという機能面だけではなく、気持ちの面でもサポートしてくれます。工場が従来より持っている技術の範囲で、できる限りのこだわりをディティールで表現、額縁のような面取りをあしらい、ワンランク上の表情を作り上げています。作る側も食べる側も楽しくなり、コミュニケーションが生まれる、そんな食事の時間もお届けします。
静岡県熱海市にある西島木工所は、地元のリゾート施設の建具制作を工務店から請け負い、製造業を営んでいました。1985年以降、熱海市では宿泊施設が減少し続け、現在では4割近く落ち込んでいる中、存続をはかるため、新たな市場で戦える商品開発を目指して、協業が始まりました。従来からある技術は、木を真っ直ぐに切るコトのみで、扱える素材も限られていました。限られた条件の中、今まで培ってきた販路へのアプローチもできる商品として、face two faceの開発へ至りました。