オンライン地図プラットフォーム「Stroly(ストローリー)」の企画・開発・運用を行なわれている株式会社Stroly様からご依頼のもと、日比谷音楽祭実行委員会(実行委員長 亀田誠治)が運営する「祝・日比谷野音100周年日比谷音楽祭2023(日比谷音楽祭2023)」のデジタルマップのデザインとアートディレクションを担当させていただきました。
日比谷音楽祭はコンセプトを「音楽の新しい循環をみんなでつくる、フリーでボーダレスな音楽祭」と掲げ、親子孫3世代誰もが世代やジャンルや好みを超えた質の高い音楽を無料で楽しむことができる音楽イベントです。音楽が人々の暮らしに寄り添い、日々の生活を豊かにする「音楽の新しい循環」を作っていくことを目指した日比谷音楽祭実行委員会の方々や参加されるトップアーティストの方々の想いを、今回担当させていただいたデジタルマップでも表現させていただきました。
01.コンセプトアイデア
今回のマップを通して誰に何を伝えたいのか、制作チーム全員が同じ方向性を向いて進めるためにまずコンセプトのアイデアをいくつかご提案させていただきました。日比谷音楽祭のコンセプトである3世代の誰もが音楽を楽しめて、音楽に対する新たな文化を根付かせることを大前提とし、音楽祭を通して日比谷公園のファンを作るアイデア、日比谷公園120周年、野外音楽堂100周年を記念し、音楽祭を通して歴史をめぐり記念イヤーを祝うマップアイデアなど。
02.イラストアイデア

シンプルな直接を使用し、はっきりとしたカラーと独特なシルエットで個性を感じさせるイラスト案。
[ C:Natural ]
ベタと影を使用し、シンプルながらも可愛らしくもあり上品さも感じさせるイラスト案。
03.現場視察を通して歴史や想いを紐解きデザインへ落とし込む


04.マップデザイン




音楽祭当日だけでなく、終わってからも日比谷公園に行きたくなるようなマップを目指し、日比谷音楽祭の賑わいはもちろんのこと、日比谷公園内の特徴的な動植物や施設をあますことなくイラストマップとして描き起こしています。出演アーティストの方々が日比谷公園内に紛れていたり、公式グッズを身につけて音楽祭を楽しんでいる人や、このマップをスマートフォンで見ながら公園内を散策している人、音楽に癒されて寛ぐ猫や鳥たち、また楽器をモチーフにした建物や、実際にそこに咲く花々など、どこを切り取ってもその場面場面でストーリー性があり、見ていて飽きない、もっと探ってみたくなる、探ることで日比谷音楽祭と日比谷公園が好きになる、そんな気持ちにしてもらえるようなマップを目指し制作させていただきました。
また、音楽祭実行委員長である亀田誠治氏の全面協力によって実現した、ここでしか見られない日比谷公園にまつわる限定コンテンツやマップを利用されるユーザーへ向けたメッセージなど、盛りだくさんの内容になっております。
05.ロゴデザイン
日比谷音楽祭でお客様やアーティスト、出店者の方々が音楽を楽しむ様子を想像し、音符を使ったロゴデザインを考えさせていただきました。マップのイラストの世界観を崩さないようにラインに抑揚をつけた可愛らしいデザインとなっております。
06.マップ機能(株式会社Strolyさま)
担当させていただいたマップデザインに対し、Strolyさまに日比谷音楽祭ならではのスーパーな機能を備えていただいております。会場全体で今どんなことが起こっているのか、ライブ情報や出店ブース情報を「現在地」や「時間」に合わせて表示し、今回新たに「マイリスト機能」という自分が行きたいイベントや忘れたくないイベントをマイリストに保存しマイリストページで自分だけのタイムスケジュールが組める日比谷音楽祭ならではの機能が盛り込まれています。
■詳しくはこちらをご覧くださいませ→https://corp.stroly.com/news/2305/
※日比谷音楽祭2023について
日比谷音楽祭は、日本の野外コンサートの歴史を刻んできた音楽の聖地「野音」のある日比谷公園で素晴らしい音楽体験ができる、誰にでも開かれたフェスティバルです。親子孫3世代、誰もが心地のよい空間と、トップアーティストのライブをはじめとする、さまざま質の高い音楽体験を無料で楽しむことができます。
■開催場所:東京都千代田区 日比谷公園、東京ミッドタウン日比谷ほか
■「日比谷音楽祭2023」公式HP→http://hibiyamusicfes.jp/2023/
日比谷音楽祭うごく超便利マップ2023
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