セメントプロデュースデザインと、栃木県鹿沼市の木工製品製造メーカーの星野工業株式会社と有限会社前田額縁店、機械製造金属加工の株式会社マルイテクノ、皐月盆栽を扱う楽樹園による、鹿沼市の木材を使った5社共同リラクゼーションブランド「KINOMA(キノマ)」が栃木県日光市にある「日光きぬ川ホテル三日月」さまとコラボレーションが実現しました。
日光きぬ川ホテル三日月 × KINOMA collaboration
ホテル三日月さまよりKINOMAの取り組みを共感いただきコラボレーションが実現しました。栃木県鹿沼市の伝統工芸である「鹿沼組子」の他、鹿沼市で400年以上の歴史を誇る麻農家による「麻紙」、そして今回ホテル三日月特別バージョンとして、日光東照宮分霊三日月神輿や岸和田だんじりなどの彫刻を手がける木彫前田工房・前田暁彦氏による鬼怒川にゆかりのある桜や紅葉の葉の彫刻を施しております。
栃木県鹿沼市の伝統工芸「鹿沼組子(麻の葉)」
日本古来の技術が陰影を与える「名栗加工」
「麻」の産地鹿沼市で400年以上の歴史を誇る麻農家による「麻紙」
木彫前田工房・前田暁彦氏によって一点一点手彫りで彫刻された鬼怒川をイメージした桜と紅葉の葉。
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森でくつろぐ わたしだけの世界 KINOMA
栃木県鹿沼市は県央西部にあり、北部は日光に隣接しています。市内の約7割は森林で覆われており、西北部の奥深い山々を源として、幾つもの清流が流れています。西北部の奥深い山々と、その山々を源流とする幾筋もの河川は、山と 高原、清流と渓谷という特色ある豊かな自然と美しい景観を成しています。古峰ヶ原を含む前日光高原一帯は、日本古来の山岳信仰と仏教が結びついた「修験道」の道場とされており、奈良時代にこの地で修行を重ねた勝道上人が日光山を開きました。そして江戸時代、徳川家康を祀る東照宮が造営されるにあたり、良質な木材資材のある鹿沼に、全国の腕利き宮大工が集まり宿場町として栄え、今日まで家具や製材などの木工業が盛んな「木工の町」と知られるようになりました。宮大工が集まるとその道具のメンテナンスをする金属加工の職人が集まり、宿場町となった鹿沼は園芸が栄え皐月盆栽が愛されるようになりました。鹿沼市では毎年初夏になると「鹿沼さつき祭り」という全国最大規模の皐月の祭典が開かれます。このように日光が仏教の修験道とされ、そこに日光東照宮を造営するために宮大工が集まり、金属加工職人が集まり、皐月が広まった一連の歴史の積み重ねから、今の鹿沼があります。コロナウイルス蔓延がきっかけとなり我々の生活は一変し、在宅ワークが普及したことで家でゆっくり落ち着く場所が少なくなりました。「KINOMA」はこのような窮屈な世の中でも、より楽しく、充実したものにするために、まるで鹿沼の木々たちに囲まれた感覚で時を忘れてしまうような寛ぎと癒しの贅沢な「間(ま)」を提供します。
KINOMA official site :
https://www.cementdesign.com/kinoma/