熊本県にて半導体や有機ELなどのステンレス部品精密板金加工を行っている株式会社丸山ステンレス工業さまの自社アウトドアブランド“STEN FLAME”による第5弾商品の組み立て式バナナスタンド “STEN FLAME FLOWER” “STEN FLAME TREE””の開発を担当させていただきました。
これまでの“STEN FLAME”についての記事は以下をご参照ください。
第1弾 “Bonfire Grill”
CAFE BANANA × STEN FLAME
創業から60年以上、山鹿から全国へ美味しい果物を届けてきた「かきやま果実」が閉店の危機に瀕していたところを、現在のオーナーである柿山佳津樹さんが両親から事業継承し2022年にリニューアルオープンした「CAFE BANANA」。
現在山鹿で大人気となっているこのカフェに来店した、(株)丸山ステンレス工業代表取締役社長 : 丸山 良博さん(写真右)と柿山さん(写真左)の出逢いをきっかけにこのプロジェクトは始まりました。
元々、毎朝柿山さんの美味しいバナナを買って食べていたという丸山さんは、その美味しさと柿山さんの朗らかな人柄に魅力を感じ、何かものづくりで柿山さんの力になれないか、大好きなバナナを通じて一緒にこの地域を盛り上げる事が出来ないかと考えるようになりました。そこで、柿山さん監修の元、、“STEN FLAME”の新商品開発に進むことを決意し、新たなバナナスタンドを開発しました。
従来のバナナスタンドは、バナナスタンド以外の用途がないことや、房ごと吊るすものが多く、食べ進めて最後の一本になった時に吊るすことができないことが課題でした。
それらを踏まえた上で、“STEN FLAME”シリーズの特徴である「工具いらずの簡単組み立て」と、「独創性と機能性を両立したデザイン」を実現した、これまでにないバナナスタンドが生まれました。
今回発売されるバナナスタンドは、 “STEN FLAME FLOWER” “STEN FLAME TREE”の2種類です。
“STEN FLAME FLOWER”
底面の受け皿パーツには、熊本で江戸時代より栽培されてきた肥後椿から着想を得た花の形があしらわれたデザイン。バナナスタンド以外にもちょっとした小物おきやディスプレイラックとしても活用できます。
また、バナナ専用フックとランタン専用フックが付属しており、活用シーンで使い分けができます。室内ではもちろん、アウトドアシーンにもぴったりです。
“STEN FLAME TREE”
熊本の県木として、昔から親しまれているクスノキから着想を得たシンボリックなデザイン。
枝の切り込みにバナナを一本ずつ吊るして保存できることが特徴的なデザインです。切り込みは国内で広く流通しているバナナの品種「キャベンディッシュ」の主な茎サイズに調整し、バナナ本体を自重で傷つけず最後まで美味しく食べられるよう、丁寧に仕上げました。
ロゴ
“STEN FLAME”シリーズロゴに、花や枝ぶりの形など、それぞれの特徴を取り入れたデザインロゴを加えました。
これらのバナナスタンドは、2024年8月7日「バナナの日」のリリース以来、CAFE BANANAや熊本・山鹿を訪れる方にはもちろんのこと、国内外でも大きな反響をいただいています。
ジャパンタイムズ(The Japan Times)内の「On Design」コラム(10月5日付)にも掲載いただきました。
※ジャパンタイムズ(The Japan Times)とは、1897年に創刊された国内発行最大部数を誇る英字新聞です。
“STEN FLAME”シリーズはこれまでに、熊本のさまざまな企業とコラボレーションを重ねてきました。
人々が“STEN FLAME”を通じてつながることは、熊本の地域全体にとっても相乗効果をもたらします。“STEN FLAME”シリーズおよびこのプロジェクトは、さらなる地域活性化に貢献することを目指して、これからも発信と挑戦を続けていきます。
CLIENT : (株)丸山ステンレス工業