HOKURIKU TOYAMA 富山市デジタルマップ

HOKURIKU TOYAMA 富山市デジタルマップ

オンライン地図プラットフォーム「Stroly(ストローリー)」の企画・開発・運用を行なわれている株式会社Stroly様からご依頼のもと、富山市さんと『HOKURIKU TOYAMA 富山市デジタルマップ』のデザインとアートディレクションを担当させていただきました。

今回は富山市駅周辺のマップということで、
・富山城址公園
・ガラス美術館
・日枝神社
・富岩運河環水公園・天門橋
・池田安兵衛商店
・松川遊覧船
など、富山市のスポットを実際にお伺いすることで地域の魅力を見つけ、その魅力をマップを通して発信することを心がけて取り組ませていただきました。

 

 

①イラストテイストの決定


イラストのテイスト案をいくつかご提案しそこで決まった方向性のもので、現地で収集した大量の情報をマップへ反映していきます。

 

②デザインコンセプト


マップデザインを進めるにあたりコンセプトとそれに基づくイラストの提案を行います。ロケハンを行うことで見えた富山市の特徴をユーザーの方々にどのように表現すると伝わりやすいのか、どんなデザインだとマップを沢山の方々に使っていただけるのか、などを踏まえ、他にないキャッチーなマップデザインを作ることを考えご提案させていただきました。
・海底都市、富山市
・寿司屋、富山市



そして今回採用されたアイデアがこちら
「さかなの街、富山市」
富山市に人々が行き交い発展していった要因の一つは、富山湾の豊富な魚介類に恵まれ水産業が活発に行われたことで、それによって富山市には魚介類を扱う多くのお店と、それを求めて足をはこぶ観光客や地元の住民で賑わいます。そんな賑わいを鮮度たっぷりの魚たちをキャラクター化することで、富山市の街をユーモアいっぱいに表現したマップを作ることに決まりました。

 

 

③構成と落とし込み


コンセプトが決まるとマップ全体の構成を定めていき、構成が決まると建物やキャラクターなど富山市の魅力的なモチーフたちを落とし込んでいきます。

 

④マップデザイン


現地に行かれた方ももちろんですが、現地にいない方でも、このマップを見るとなんだか行った気分になれる、もっと行きたくなるような心を動かすマップになれるようにと細部にまで拘りデザインさせていただきました。
擬人化した魚たちが富山市を堪能する様子がなんともツボにハマるデザインが完成しました!!!

 

⑤タイトルロゴ


『HOKURIKU TOYAMA 富山市デジタルマップ』のタイトルロゴは魚のヒレや富山湾の波など、デザインコンセプトの「さかなの街、富山市」を表現したデザインになりました。

 

 

⑥ピンアイコン


マップのデザインに合わせて制作させていただきました。

 

⑦キャラクターデザイン


今回のマップでもっとも重要な要素の一つがなんといっても富山市で賑わう人々を魚介類で全て表現したキャラクターたち!富山湾でよく漁れる魚は「市民」、たまに迷い込んだり観測回数が少ないものたちは「観光客」「旅人」と設定し、それぞれの魚の特性を考慮し、“説明しないとわからない”細かなキャラクター設定をstrolyさんと作らせていただきました。
ここでしか明かさない魚たちをご紹介!!

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是非富山市へ行かれる際はこちらのデジタルマップを活用していただき、素敵な旅を!
【HOKURIKU TOYAMA 富山市デジタルマップ】

【Credit】
■Client
株式会社Stroly

■CEMENT PRODUCE DESIGN LTD.
江里 領馬 / Ryoma Eri(Creative Direction, Art Direction, Design)

■Partner
・illustration,design
黒田 理沙 / Risa Kuroda
2025年2月13日