石川県山中温泉で長年山中漆器を作られている浅田漆器様から生まれた和ろうそくスタンドのブランディング、
プロダクトデザインを担当させて頂きました。
_Concept
山中温泉の温泉文化とともに育まれた山中漆器に、和ろうそくの煤で仕上げる独自の製法、「叢雲塗り」と洗練された形状デザインを施し、
それらが和ろうそくの灯りに照らされることでと相まって独特なコントラストを生み出します。
和ろうそくには1/fのゆらぎと呼ばれる独特のゆらぎがあり、それが人の心を整え、リラック効果があると言われています。
叢雲塗りによる和ろうそくとの親和性と洗練されたデザインが、不規則な炎の動きをする和ろうそくならではの「1/f のゆらぎ」をより引き立て、瞑想時間によるリラクゼーションによって生まれるマインドフルネス体験をユーザーにより深くお届けし、心を整える存在になることを目指し、ブランディング、デザインをさせて頂きました。
_Logo Design
ブランドネームは1/fのゆらぎのYuと、それによって心が和らぐ(Yawaragu)を組み合わせ、yuwaragi(ゆわらぎ)とネーミング。また頭のyuには温泉の湯(ゆ)も意味しており、山中温泉の文化から生まれた新しいマインドフルネス体験を表します。
ロゴマークも叢雲塗から生まれる1/fのゆらぎ。それを「1/mのゆらぎ」と定義しシンボルマーク化することで、この商品でしか生み出せない マインドフルネス体験を感じさせるロゴマークに。yuwaragiのロゴタイプ自体も風に揺らめくセリフをデザインすることで、 タイプフェイスからも揺らぎを感じるロゴに。iの上部の点はろうそくの炎をモチーフに。またサブコピーで 「for mindfulness」と使用シーンを補うことで、商品特徴を具体的に判り易くしています。
_Product Design
浅田漆器様と山中漆器の木地挽きの職人様と何度もやり取りをし、実現、量産可能でかつモダンで洗練された形状を精査。
最終的に山中温泉の地や歴史、和ろうそくをかぐや姫のストーリーと掛け合わせた見立てた3種のデザインが完成されました。
その形状に更に叢雲塗りが組み合わさることで、深みのあるデザインに。
現代の社会にとても大切と言われている癒やしや心の平穏を、瞑想によるマインドフルネスによって
育むことができる、和ろうそくスタンドyuwaragiは浅田漆器様HP、弊社COTO MONO MICHIのオンラインでも販売中。
是非ともチェックをお願い致します。