わたしだけの空間を作る鹿沼産パーテーション。なぐり加工、鹿沼組子、金属加工などKINOMAのメンバー全員の技術が集結した高機能で美 しいパーテーションです。高さ1500mmなので家の中でも圧迫感を感じることなく、座った時に目線が隠れる仕様になっています。鹿沼市の代 表的な産業の一つである麻をモチーフにした鹿沼組子からは鹿沼の職人による卓越した技術が見えます。鹿沼市で育った鹿沼ブランド優良ヒノキの温もりを感じながら、時を忘れるほどのわたしだけの癒しの間をお楽しみください。
【 KINOMA partition 】
size : w900×d130×h1500mm
material : 桧(japanese cypress),aluminum
weight : 25kg
広めの座幅が特徴のゆったりと座れる折り畳み椅子。通常、スチールパイプで作られることが多い折り畳み椅子ですが、それを木材で作ることにより、座る時は木の温もりを感じながら、使わない時は美しく佇む新しい椅子ができあがりました。木材は鹿沼市で育った鹿沼ブランド優良ヒノキを使用し、そこにゴールドの装飾をアクセントとして用いています。何度も試作を重ね限界まで薄く表現した椅子はとても軽く女性でも片手で持ち運びができます。家の中はもちろんベランダやお庭で、その時の気分に合わせて持ち運び、癒しのひとときを。 作業用、リラックスタイム用どちらでも使用できる椅子です。 ※こちらの椅子は「KINOMA folding desk」と一緒にお使いいただけます。
【 KINOMA folding chair 】
size : w550×d565×h750mm / sh380
material : 桧(japanese cypress),aluminum
weight : 4kg
木の温もりを感じる折り畳みデスク。使用時は狭すぎず、ゆとりを持って使える一人用のスペースで。畳む際は天板を脚に収納でき、コンパクトに佇み場所を取らない、新しいデスクができあがりました。木材は鹿沼市で育った鹿沼ブランド優良ヒノキを使用し、そこにゴールドの装飾をアクセントとして用いています。何度も試作を重ね限界まで薄く表現したデスクはとても軽く女性でも簡単に持ち運びができます。 ※こちらのデスクは「KINOMA folding chair」と一緒にお使いいただけます。
【 KINOMA folding desk 】
size : w670×d500×h700mm
material : 桧(japanese cypress),aluminum
weight : 4kg
木工の町、鹿沼市で育まれた加工技術で誕生した木製カップは、熟練の木工職人が木を選ぶところから始め、限界の薄さまでひとつひとつ手作業で削りだしてつくられています。口当たりが1mm以下の薄さになるようにする研磨仕上げはとても難しく、高 い技術を持つ職人の手の感覚によって丁寧に仕上げ実現しました。あまりの軽さと薄さに触ると感動する、職人の技を感じることの出来る贅沢な逸品です。
【 KINOMA cup 】
size : φ65×h100mm
material : 桧(Japanese cypress)
weight : 34g
鹿沼檜と金属のコントラストが空間に彩りを与えるフラワーポット。「circle」と「square」の2種類の形状からお選びいただけます。 商品一つ一つに違った木目の表情があり選ぶ楽しさが生まれます。2号鉢をそのまま差し込むことができるので誰でも簡単にスタイリッシュな佇 まいを演出することができます。皐月盆栽の職人が監修して完成したフラワーポットです。
【 KINOMA 花器 flower pot / square / circle 】
size : w80×d80×h100mm
material : 桧(Japanese cypress),aluminum
weight : square_210g / circle_125g
日本の木工産地
栃木県鹿沼市
栃木県鹿沼市は県央西部にあり、北部は日光に隣接しています。市内の約7割は森林で覆われており、西北部の奥深い山々を源として、幾つもの河川が流れ、山と高原、清流と渓谷という特色ある豊かな自然と美しい景観を成しています。
古峰ヶ原を含む前日光高原一帯は、日本古来の山岳信仰と仏教が結びついた「修験道」の道場とされており、奈良時代にこの地で修行を重ねた勝道上人が日光山を開きました。そして江戸時代、徳川家康を祀る東照宮が造営されるにあたり、良質な木材資材のある鹿沼に、全国の腕利き宮大工が集まり宿場町として栄え、今日まで家具や製材などの木工業が盛んな「木工の町」と知られるようになりました。宮大工が集まるとその道具のメンテナンスをする金属加工の職人が集まり、宿場町となった鹿沼は園芸が栄え皐月盆栽が愛されるようになりました。鹿沼市では毎年初夏になると「鹿沼さつき祭り」という全国最大規模の皐月の祭典が開かれます。
このように日光が仏教の修験道とされ、そこに日光東照宮を造営するために宮大工が集まり、金属加工職人が集まり、皐月が広まった一連の歴史の積み重ねから、今の鹿沼があります。その技術と歴史を伝えるため鹿沼を築く木工・金属・皐月を営む4社が集い、現代のあり方に落とし込んで、リラクゼーションブランド KINOMAを立ち上げました。
コロナウイルス蔓延がきっかけとなり我々の生活は一変し、在宅ワークが普及したことで家でゆっくり落ち着く場所が少なくなりました。「KINOMA」はこのような窮屈な世の中でも、生活をより楽しく、充実したものにするために、まるで鹿沼の木々たちに囲まれた感覚で時を忘れてしまうような寛ぎと癒しの贅沢な「間(ま)」を提供します。
鹿沼の木工
WOOD INDUSTRY
良質な杉やヒノキなど木材資源に恵まれたこの土地の、木工の歴史は約400年前にさかのぼります。寛永13年(1636年)日光東照宮造営の折り、各地から腕利きの宮大工や職人が集結。日光からほど近く、木材集散地となる平坦な地をもつ鹿沼市に、逗留・永住した彼らがその技術を伝承したのが起こりとされています。 あらゆる装飾技法を駆使して造られた絢爛豪華な日光東照宮。文政元年(1818年)の日光五重塔再建時に、彫り物大工の棟梁を務めた後藤周二正秀は、天保7年(1836年)に仲町(現・鹿沼市仲町)の彫刻屋台を製作しました。この頃は老中水野忠邦により天保の改革がなされた時代で、祭りの際の踊りや芝居、華美はすべて禁止。移動舞台としての機能をもった屋台は彫刻屋台となり、町内で競い合うように壮麗な彫刻屋台を作るようになりました。 建具、組子、彫刻といった彫刻屋台に息づく職人の精巧な技。それがいまの技術力の基盤となっているのです。 その後、関東大震災や戦災の復興で鹿沼建具は大きく飛躍。時代のニーズにあわせ、産業は変遷をたどりながら、鹿沼市は日本屈指の木工産地へと発展を遂げました。豊富な木材、優れた製材業者、卓越した職人と現代的な機械設備、モックに関るさまざまな専門業者を有し、首都圏へのアクセスの良さをいかして構築させた流通体制。 あらゆる要望に対応し、しっかりと応えていく。木と共存する未来のために、鹿沼の木工はたゆみない歩みを続けます。
参考文献
「鹿沼の木工について」鹿沼商工会議所
https://www.kanumacci.org/wood-work,(参照 2022-10-07)."
鹿沼の金属
METALWORKING INDUSTRY
鹿沼の木材加工・金属加工産業の歴史は、江戸時代に例幣使街道の宿場町として物流や文化の中継地点として発展したことに端を発し、宮大工の道具のメンテナンスをする刀鍛冶や道具鍛冶、野鍛冶、銑鉄鋳物に端を発しており、昭和期にはその技術を活かし「自動車及び自動車部品」や「航空宇宙部品」の製造において発展しました。近年では医療機器分野において活躍する企業も増加しています。
参考文献
「鹿沼の木工について」鹿沼商工会議所
https://www.kanumacci.org/wood-work,(参照 2022-10-07)."
鹿沼の皐月
SATSUKI HORTICULTURE
さつきはその名の通り5月(皐月)になると、鮮やかなピンクや白の花を咲かせます。その皐月の産地として鹿沼市は日本有数の産地とされています。なぜ「鹿沼の皐月」が有名なのか、それは“鹿沼土”なしに説明できません。
鹿沼土は、鹿沼市で産出する軽石で、通気性・保水性が高いことから園芸に適していると言われています。
この鹿沼土のよって皐月の栽培が大きく飛躍しました。
皐月は、1本の木に複数の色・模様の花が現れるのが特徴で、その種類は2,000種類以上もあり、今でも毎年のように新しい品種が登録されています。愛好家の丹精込めて作りあげた盆栽は、唯一無二の芸術作品といっても過言ではく、市の特産物としてローマ法王へ贈呈もされるほど。
毎年5月には全国の愛好家たちの自慢の盆栽約300点が展示される“さつき大展示会”や、約10,000本の皐月の展示即売会、特産品の販売などがある、全国最大級の皐月のイベント「鹿沼さつき祭り」が開催されます。
参考文献
「鹿沼の木工について」鹿沼商工会議所
https://www.kanumacci.org/wood-work,(参照 2022-10-07)."
運営・プロデュース・アートディレクション
有限会社セメントプロデュースデザイン
CEMENT PRODUCE DESIGN LTD.
鹿沼で培われた文化、深い産業の歴史を繋いで行くために生まれたブランド KINOMAの企画運営、アートディレクションを担当いたしました。今後も国内・海外に向け鹿沼という土地を、KINOMAを、発信します。 CEMENT PRODUCE DESIGNは大阪・東京を拠点に、幅広い分野でクリエイティブワークをこなす、グラフィックデザイン事務所としてスタートしました。主に、商業施設の広告プロモーションや企業のWEBデザイン、パッケージやプロダクトのデザイン等を手掛けています。もう一つの自社事業として「みんなの地域産業協業活動」に取り組んでいます。地場産業との協業を軸に、未来へ続く地盤を形成し、日本の商業がより良い循環になることを目指して「考動」しています。デザイン業が途切れることのない仕組みを作り、日本で9割を占める中小企業が生きていけるミチを、これからも模索・提案し続けます。近年積極的に海外と取り組み、デザインとプロデュースで日本を更に強くすることを目指す。
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