「切る」「食べる」の二つの顔をもつウッドプレート、「face two face / tree」の開発秘話をご紹介します。
誰でもお洒落に盛り付けができるプレート
コンセプトは 「盛り付けが苦手な人でも気軽にお洒落なおもてなしができて、1枚で2つの機能があるウッドプレート」。
この吉野檜(桧、ひのき)のプレートにレーザー彫刻によるグラフィックデザインを入れる上で、意識しないといけない…最も大切にしないといけないことは、“誰でもお洒落に飾り付けできる”ということです。これをクリアするひとつの方法が「誘導」です。ひと目見て、誰もが「あ、ここに料理を盛りつけるんだ!」と理解できるようにグラフィックで誘導してあげることで、手軽にお洒落な盛り付けが可能になります。
誰もが簡単に使いこなせること…。それは「自分」が使うシーンをイメージできるだけではなく、プレゼントする「あの人」ならこうやって使うかな、なんてことを想像させてくれる商品。使いやすさという機能面だけではなく、気持ちの面でもサポートしてくれます。
レーザー彫刻の特性をとことん知る
商品を生み出す際にはそこで使われる機械の特性を理解しておくことも大切です。いくつかの木工機械を使って生み出される face two face(フェイストゥーフェイス)。 その中でもメインとなるのはやはりレーザー加工です。
とても細かなデザインも精密に再現して彫ることができますが、ひとつ弱点が! 大きな「塗り面」があると、ずっとレーザーを当てている状態になります。そうすると、熱エネルギーであるレーザー光を当て続けることになり、レーザーが当たる板が焦げてしまうのです。その焦げを防ぐために大きな塗りをなるべく減らし、デザインを繊細なタッチに変え、何度も調整を重ね、この問題をクリアしました。(※上の画像の左が調整前の焦げた状態、右が調整後の最終デザイン)
あっと驚く、作る側も食べる側も楽しいデザインに
「枯れ木」にサラダをのせて「緑の木」にー…では、まだ足りません。 何かストーリーを加えることで、新しい会話がこの商品から生まれないかな?そんなことを考えながら「face two face / tree」は生まれました。
“盛りつけられたサラダを食べると鳥やリス達が現れるデザイン”
おしゃれに盛りつけられたものから鳥やリス達が現れてみんなが喜ぶことを想像し、料理を作ることが楽しくなります。毎日の料理が楽しくなり腕前があがるかもしれません。食べることが楽しくなり、普段野菜が苦手な子供達の箸が止まらなくなるかもしれません。
そのように作る側も食べる側も楽しくなり、上で述べたように、商品を通してコミュニケーションが生まれるデザインの「face two face / tree」。
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