
琉球ガラス アート×工芸|gajullla
RGC株式会社
Works
Business development
北海道長沼町からのご依頼を受け、デジタルマップ作成プロジェクトに携わらせていただきました。
長沼町は、新千歳空港から車で約30分、札幌から約50分、そして以前ご一緒した恵庭市からも車で約20分と、道央エリアの中心に位置するまちです。畑作や田園風景が広がる穏やかな自然環境の中に、カフェやキャンプ場、温泉など北海道らしい旅を楽しめるスポットが点在しています。さらに、季節ごとに多彩な野菜が実り、羊肉をはじめとする地元の食材を味わえる“食のまち”としても知られています。
本プロジェクトでは、そうしたお店や観光スポットだけでなく、長沼町で暮らす人々の営みや、古くから受け継がれてきた文化・歴史までもマップ上に可視化。町のあらゆる魅力を一枚の地図に凝縮した“長沼町の今とこれからを感じられるデジタルマップ”を、町役場の皆さまとともに制作しました。
デジタルマップはこちら(NAGANUMAP – 長沼町マップ – )


GPSの現在位置とマップ上の位置が連動するオンライン地図サービス「Stroly(ストローリー)」を活用し、長沼町の魅力的なスポットを紹介するデジタルマップを制作しました。
「行っていないのに、行った気分になれる」「もっと知りたくなる」—— そんな気持ちを喚起するマップを目指し、建物や風景はできる限り実際の姿を忠実に再現。制作チームが現地に足を運び、地域の人々と触れ合いながら発見した“長沼町らしさ”を丁寧に描き込みました。
イラストは、あえて少しフォルムを崩した柔らかなタッチで表現。世代を問わず誰もが親しみを持てる雰囲気に仕上げ、地元の方々にも観光で訪れる方々にも愛されるマップデザインを目指しました。







マップの存在をより多くの方々に知っていただくため、プロモーションツールを制作しました。マップの世界観とビジュアルデザインを踏襲し、ポスター、カード、フライヤー、そしてSNS用の告知ツールを展開。
紙媒体とデジタルの両方で統一感を持たせることで、町内外の方々が自然にマップへアクセスし、長沼町の魅力を発見できるよう設計しました。町のあたたかさや人のつながりが伝わるデザインを意識し、観光だけでなく、日常の中でも使いたくなるようなツールに仕上げています。





本プロジェクトは、長沼町の自然・食・人の営みといった地域の魅力を、地図という形で可視化し、多くの方に“長沼を歩く楽しさ”を感じていただくことを目的に制作しました。
実際にまちを歩き、人と出会い、空気を感じながら完成したこのマップは、観光ガイドでありながら、地域の温度を伝える「もうひとつの長沼の風景」です。
これからも、地元の方々と協力しながら、季節ごとに変わる表情や新しい発見を積み重ね、訪れる人と地域をつなぐ“やさしいガイドマップ”として育てていきます。