木・金属・皐月×リラクゼーションブランド|KINOMA

KINOMA(キノマ)は、栃木県鹿沼市のものづくりを基盤に、星野工業株式会社、株式会社マルイテクノ、有限会社前田額縁店、楽樹園の4社とセメントプロデュースデザインが共同で立ち上げたリラクゼーションブランドです。木工・金属加工・園芸といった鹿沼の基幹産業を横断し、「自然と人の調和」「五感で整う空間」をテーマに、現代の暮らしに新しい“間(ま)”を提案しています。

セメントプロデュースデザインは本ブランドにおいて、ブランドコンセプトの構築、競合分析、市場分析を行ったうえで、プロダクト設計・アートディレクション・空間演出・販路展開までを一貫して担当。これまでにパーテーションやフラワースタンド、フラワーポット、折りたたみチェア・デスク、木製カップなど、鹿沼の職人技を活かした数々のプロダクトを開発してきました。

現在も国内外の展示会出展や、ホテル・旅館・飲食店などでの導入を通じて、鹿沼の手仕事と自然が生む“癒しの時間”を、日本だけでなく世界中に広める活動を進行中です。


分析/ANALYSIS

競合分析

ブランド立ち上げ初期段階では、リラクゼーション領域における既存ブランドやプロダクトを参照しながら、KINOMAの立ち位置や方向性を明確にするための分析を行いました。

市場における既存ブランドは大きく以下のように分類できます:

  • 感性訴求型:香りやビジュアル、哲学性などを軸に、空間や心を整える体験価値を訴求するブランド群。
  • 生活密着型:生活用品としての実用性と美しさの両立を重視し、日常に溶け込むようなプロダクトを展開するブランド群。
  • 空間演出型:建築・インテリアと親和性が高く、空間そのものの質を高めるプロダクトや什器を扱うブランド群。

これらのブランドが高い世界観や体験性を提供する一方で、地域の職人技や自然素材に根ざし、その土地らしさを核とした「ローカルクラフト起点のリラクゼーションブランド」は希少であり、空白領域であると捉えました。そこに、木工・金属加工・皐月盆栽という鹿沼の複合的な手仕事を活かしたKINOMAならではの独自性を打ち出す余地があると判断しました。

コンセプト設計

KINOMAが生まれた背景には、鹿沼という土地の歴史的・文化的文脈があります。

江戸時代、日光東照宮の造営にあたって全国から集められた木工職人たちは、麓に位置する鹿沼の地に定住し、町は宿場町として栄えました。木工職人を支えるため、金属加工の技術者たちも集まり、町には多様なものづくりの基盤が築かれました。また、宿場町として文化的余裕が生まれたことで、趣味としての皐月盆栽文化が発展。さらに、盆栽に欠かせない土壌である“鹿沼土”もこの地ならではの要素として重要な役割を果たしています。

加えて、鹿沼市には「古峯神社(ふるみねじんじゃ)」という神仏習合の神聖な場があり、仏教・禅の精神が今なお息づいています。こうした歴史・風土・精神性を背景に、私たちは「森でくつろぐ わたしだけの世界」というコンセプトを掲げ、現代人の心と感覚を静かに整える“間(ま)”の在り方を探求しました。

KINOMAというブランド名には、木(KI)と間(MA)を重ね、“自分と向き合う静かな時間”や“感覚を解き放つ空間”を提供したいという思いが込められています。

鹿沼の風土と技、そして精神性を融合させたKINOMAは、単なる家具ブランドではなく、「五感が整う空間」を創出するリラクゼーションブランドとして、これからもプロダクトと空間の両面から、国内外へ発信していきます。


開発/DESIGN

ブランドネーミング

KINOMA(キノマ)というブランド名は、「木(KI)」と「間(MA)」という、ふたつの日本語の言葉を組み合わせた造語です。

“KI(木)”は、鹿沼の基幹産業である木工を象徴し、豊かな森林資源とそれを活かす職人の技を表しています。一方、“MA(間)”は、日本文化に根ざした「空間」や「余白」、「時間」や「心のゆとり」を指す概念であり、禅や茶道にも通じる「整える」思想の中核でもあります。

この二つの言葉を組み合わせたKINOMAは、「木でつくられた“間”」=「木を通して整う空間と時間」というコンセプトを体現しています。さらに「木の間」と書いて“こま”とも読めることから、「木々に囲まれた癒しの場」という意味も含まれており、ブランドの主題である「森でくつろぐ わたしだけの世界」という世界観と深くリンクしています。

私たちはこのブランド名に、鹿沼の豊かな自然や職人の技に囲まれながら、自分の感覚と向き合い、五感を整えていく——そんな静かで贅沢な“間”を暮らしの中に提供したいという想いを込めました。

ブランドロゴ

KINOMAのロゴマークは、「年輪」や「木口(きぐち)」といった木材の断面をモチーフに、鹿沼のものづくり文化と時間の積層を象徴的に表現しています。

かつて日光東照宮の造営を契機に、全国から職人が集まり、木工・金工・盆栽といった多様な技術が根づいた鹿沼のまち。それぞれの分野で研鑽を重ね、土地に受け継がれてきた歴史と営みを、抽象化されたグラフィックで表しました。

図形は一つひとつが木材の断面を思わせる形状で構成されており、それらを分解すると「KINOMA」の文字が現れる構造になっています。これは、機能性と遊び心を併せ持つデザインであると同時に、土地性や文化性を静かに内包する意匠でもあります。

KINOMAが掲げる「森でくつろぐ わたしだけの世界」や「五感が整う空間」といったブランドコンセプトと共鳴するような、静けさと力強さを併せ持つ象徴的なシンボルです。

キービジュアル

鹿沼の森の静寂に、そっと溶け込むように佇むプロダクトたち。
キービジュアルでは、木漏れ日が降り注ぐ森の中に、KINOMAのプロダクトが息づく様子を丁寧に捉えています。

鹿沼檜の柔らかな木肌、足元に広がる鹿沼土、そこに流れるゆったりとした空気。
自然の中に“間(ま)”を見出し、心と身体を解きほぐすような、深いくつろぎの瞬間を表現しています。

視覚的な強さではなく、余白や静けさを通して伝える“整う”感覚。
「森でくつろぐ、わたしだけの世界」というコンセプトを体感的に届けるビジュアルとして、KINOMAの世界観を象徴しています。

紙媒体プロモーションツール

KINOMAでは、ブランドの世界観やクラフトの魅力を伝えるため、紙媒体ツールも展開しています。

  • ブランド冊子では、コンセプトや鹿沼のものづくり背景、プロダクトの意図などを丁寧に紹介。
  • リーフレットやカタログは、展示会や商談の場で活用しやすい簡潔な構成で、プロダクトの情報を明快に伝えます。

手に取ることで感じられる質感や佇まいも含めて、KINOMAの“間”を体感できるツールです。

ブランドムービー

森に包まれた鹿沼市のヒノキ林を舞台に展開するこのムービーでは、木漏れ日がゆらめく森の中で、「わたしだけのくつろぎの空間」がそっと目を覚ます様子が描かれています。
鹿沼の森、鹿沼檜の木立に囲まれたその場所では、都市の日々のノイズから離れ、五感が静かに研ぎ澄まされていきます。ムービーは言葉を抑え、映像と音で“静けさ”“余白”“呼吸”を感じさせるエモーショナルな演出。
そこには、プロダクトそのものではなく、「その空間で過ごす私自身」の時間が映し出されています。
映像が誘うのは、ただ一人、森の中の木々の間に座るような、心が緩やかに解けていくような体験です。

ブランドサイト

「KINOMA」ブランドサイトでは、ブランドコンセプトを軸に、商品ラインナップ、鹿沼の歴史や背景、そして開発に関わる地域の事業者を紹介しています。
全体のデザインは余白や静けさを意識したトーンで構成されており、「森でくつろぐ、わたしだけの世界」というブランドコンセプトを視覚的にも体感できる構成となっています。
ページを通して、鹿沼の自然や手仕事の魅力に触れながら、KINOMAが提案する“整う時間”へと導くよう設計されたサイトです。

ブランドサイトはこちら(https://www.cementdesign.com/kinoma/)

プロダクト

KINOMAのプロダクトはすべて、セメントプロデュースデザインが企画・デザイン・アートディレクションを担当し、業務の進行・管理まで一貫してプロデュースを行っています。ブランドの根幹にある「森でくつろぐ、わたしだけの世界」というコンセプトのもと、鹿沼の地域資源と職人技術を最大限に活かすデザインを心がけています。

チームの事業者はいずれも、普段は異なる業界や用途で製品を手がけるプロフェッショナルばかり。KINOMAでは、それぞれの得意分野や素材特性を活かしながらも、通常の事業活動では踏み込まないような新しい挑戦にも取り組んでいます。
ブランドを通じた共創のなかで、素材・技術・美意識が交差し、プロダクトごとに異なる“鹿沼らしさ”を表現する開発が続けられています。

・partition

わたしだけの空間を生み出す、鹿沼産のリラクゼーションパーテーション。
なぐり加工、鹿沼組子、金属加工など、KINOMAに関わるすべての職人たちの技術が結集した、美しく高機能なプロダクトです。高さは1500mm。家庭内でも圧迫感を与えず、座ったときに視線を自然に遮る設計で、プライベートなひとときを優しく守ります。鹿沼市を代表する伝統技法「鹿沼組子」には、麻をモチーフにした〈麻の葉〉と〈二重麻の葉〉の2種を組み合わせ、より豊かな表情を演出。長年培われた職人の技が織りなす精緻な意匠が、空間に静かな美しさをもたらします。地元で育った「鹿沼ブランド優良ヒノキ」が放つ自然のぬくもりとともに、時を忘れるような“わたしだけの癒しの間”をお楽しみください。

・folding chair

ゆったりと座れる、広めの座面が特徴の折りたたみ椅子。
一般的にスチールパイプでつくられることの多い折りたたみ椅子を、鹿沼産ヒノキの無垢材で仕立てることで、あたたかな木のぬくもりと、空間に溶け込む佇まいの美しさを両立させました。木部には、鹿沼市で育った「鹿沼ブランド優良ヒノキ」を使用。ゴールドの装飾をアクセントに加えることで、日常の中にさりげない上質感を演出します。何度も試作を重ね、限界まで薄さを追求した構造は、驚くほど軽量。女性でも片手で楽に持ち運べる仕上がりです。室内はもちろん、ベランダや庭先など、その日の気分に合わせて“わたしだけの時間”を楽しむことができます。作業用にもリラックスタイム用にも寄り添う、用途を選ばない椅子です。
※本製品は「KINOMA folding desk」と組み合わせてのご使用もおすすめです。

・folding desk

木の温もりを感じられる折りたたみ式のデスク。
使用時は一人でゆったりと使える、狭すぎず広すぎない絶妙なサイズ感。天板は脚部にすっきりと収納でき、畳めば場所を取らずに美しく佇みます。素材には、鹿沼市で育った「鹿沼ブランド優良ヒノキ」を使用。ゴールドの装飾をアクセントに加えることで、上質感と品格を添えました。何度も試作を重ね、限界まで薄く設計されたデスクは非常に軽く、女性でも簡単に持ち運ぶことができます。
※本商品は「KINOMA folding chair」と組み合わせてご使用いただけます。

・KINOMA cup

木工の町・鹿沼が育んだ技術が生み出す、厚さ1mm以下の極薄木製カップ。
“冷たさ”を感じる驚きの飲み心地と、触れた瞬間に伝わる繊細な手触りが魅力です。カップは、熟練の木工職人が木材選びから手掛け、限界の薄さまでひとつひとつ丁寧に削り出して制作。特に、口元の厚みを1mm以下に研ぎ澄ます研磨仕上げは非常に難易度が高く、職人の感覚と熟練の技によって支えられています。手に取った瞬間、あまりの軽さと薄さに驚き、口に運べば木の優しさと冷たさが共存する、まさに感動を生む一品。素材と技術、そして人の手による温もりを感じられる、贅沢な木の器です。

・flower pot

鹿沼ヒノキと金属のコントラストが美しく映える、インテリア性の高いフラワーポット。
木部には角材を使用しており、一つひとつ異なる木目の表情が楽しめるため、選ぶ楽しさも魅力のひとつです。鹿沼の基幹産業である「木工」と「金属加工」の技術を融合し、地域の伝統である「皐月盆栽」の美しさを最大限に引き立てることを目指して開発されました。2号鉢をそのまま差し込むことができる構造で、誰でも簡単にスタイリッシュな佇まいを演出可能。暮らしの中に自然と職人技を取り入れられる、上質で静かな存在感をもつ逸品です。

・flower stand

繊細な鹿沼模様が植物の美しさを引き立てる、上質なフラワースタンド。
KINOMAのフラワーポットをより魅力的に演出するために開発されたアイテムです。側面には、鹿沼の伝統である“麻”の文様をモチーフにした模様をあしらい、
その模様は400年以上の歴史を持つ鹿沼組子を金属加工の技術で精緻に再現しています。職人の緻密な手仕事が生む繊細なパターンは、見る者に静かな感動を与えます。サイズは2種類をご用意。いずれも椅子に座った状態で皐月盆栽を美しく眺められるよう高さを設計しています。伝統と現代の技が融合した、植物と空間を上品に引き立てるスタンドです。

・floor light / table light

わたしだけの空間を、やさしく包み込むように灯すスタンドライトとテーブルライト。
鹿沼の木々や植物から、雫が静かにこぼれ落ちる様子をモチーフにデザインされた、幻想的なあかりです。シェードには、鹿沼檜を厚さ1mm以下まで丁寧に削り出した木材を使用。灯りをともすと、繊細な木目の隙間から光がほのかに透け、空間を静かに彩ります。光は調光式となっており、お好みに合わせて明るさを調整可能。
読書やリラックスタイム、静かな夜のひとときを、やさしい光が寄り添います。鹿沼の自然と技術が融合したこのあかりが、あなたの空間に心地よい温もりと静けさをもたらします。

・lantern

KINOMAのflower standから着想を得て誕生した、癒しの灯りを届けるランタン。
繊細な鹿沼組子の模様をモチーフにしたシェードから、やわらかな光がこぼれ出し、空間に優しい陰影を描き出します。この美しいシェードを実現できるのは、金属加工を熟知したKINOMAの職人がいるからこそ。精緻な模様を金属で表現する高度な加工技術が、プロダクトに唯一無二の存在感を与えています。ベースには、地元・鹿沼で育った「鹿沼ブランド優良ヒノキ」を採用。木と金属、それぞれの技術を極めた職人の手によって生まれたこのランタンは、鹿沼のものづくりの粋を集めた逸品です。ベッドサイドやリビング、書斎など、どこに置いてもやさしく寄り添い、“わたしだけの時間”にそっと灯りを添えてくれます。


流通/PROMOTION

ブランド発信イベント(国内・海外)

KINOMAでは現在、国内外のメディア関係者や一般のお客さまに向けて、ブランドの世界観やものづくりの背景を体感いただくイベントを企画・実施しています。
ブランドの想いやクラフトの背景、プロダクトのディテールまでを丁寧に伝える機会として、メディア関係者、生活者、そして海外の方々にもKINOMAの世界を知っていただける場をつくっていきます。

・台湾コラボレーションイベント「或者(OR)」

台湾・ORとの協業による商品検証とユーザーリサーチの場づくり

台湾・新竹に本拠を構える文化複合施設「或者(OR)」とのコラボレーションイベントを実施。台湾の一般生活者や店舗バイヤーを対象に、KINOMAのプロダクトを実際に手に取り、体験してもらう展示販売を行いました。

接客は現地スタッフとしてセメントの台湾メンバーが担当し、デザインの背景やプロダクトの魅力を直接伝える場を創出。来場者からのリアルな声や反応をもとに、商品の細部の仕様調整や今後の展開に活かせる多くのフィードバックを収集することができました。また、運営を共にした「OR」は、台湾で文化的感度の高い層から絶大な支持を集めるセレクト型書店・レストラン・工芸ショップを展開する企業であり、今回のイベントは、現地の生活文化の中でKINOMAのブランドがどう受け取られるかを知る貴重な機会となりました。

・KINOMA ブランドローンチイベント

KINOMA ブランドローンチイベント
〜鹿沼のクラフトを五感で体感する、ブランド発表会〜

2022年10月21日、栃木県鹿沼市の里山に佇む築150年の古民家「石原邸」にて、鹿沼発のリラクゼーションブランド「KINOMA(キノマ)」のブランドローンチイベントを開催しました。
当日は、木工・金属加工・園芸という鹿沼を代表する産業の匠たちが集結し、KINOMAのコンセプトやプロダクトが生まれるまでの背景、素材の魅力や技術について、プレゼンテーション形式で丁寧に紹介。実際に各製品を手に取り、体感いただける展示空間も設えました。また、会場では鹿沼の自然に育まれた食材を用いたケータリングや日本酒、お茶などを提供し、鹿沼の風土と調和したKINOMAらしいもてなしを実現。訪れたメディア関係者や招待ゲストに、五感でブランドの世界観を体験いただく機会となりました。

・Osaka Art & Design 2024 出展

2024年、大阪市内一帯で開催された都市型アート&デザインイベント「Osaka Art & Design 2024」に、KINOMAが参加しました。本イベントは、梅田からなんば、中央区までを会場とし、約50以上のギャラリーやブランドが参加。アートやデザインを通じて、街を巡る体験を創出しながら、関西のクリエイティブカルチャーを国内外に発信することを目的とした巡回型イベントです。

KINOMAは、大阪・堀江にあるCEMENT PRODUCE DESIGNの2階スペースを会場に、ブランドのコンセプトや空間演出を体感できる展示を実施。鹿沼檜や金属加工、組子などの技術が凝縮されたプロダクトの魅力を、実際の使用シーンを想起させる空間とともに紹介しました。静けさや間(ま)を大切にした“わたしだけの空間”という世界観をそのまま表現した展示構成は、来場者に強い印象を与え、都市部におけるリラクゼーションのあり方に新たな視点を提示する機会となりました。

・「ホテル・レストラン・ショー」2024・2025 出展

「ホテル・レストラン・ショー」(および「ホテル・レストラン・ショー& FOODEX JAPAN in 関西」)は、宿泊・外食・サービス産業の最新ソリューションや家具・インテリア・備品が一堂に集まる国内屈指の商談展示会です。
KINOMAは2024年および2025年の両年にわたって出展し、ホテル・旅館・飲食施設などプロフェッショナルなバイヤー層に向けて、鹿沼の木工・金属加工・皐月盆栽という地域資源を活かしたブランドコンセプトとプロダクトを紹介しました。
出展ブースでは、素材仕立て・技術背景・空間演出を丁寧に伝えることで、製品の生活施設導入に向けた理解を深める機会となりました。このような展示会参加を通じて、KINOMAは宿泊・商業空間分野における新しい家具・什器の選択肢としての可能性を広げ、ブランドの国内外展開に向けた基盤を確かなものとしています。

・[2025年大阪・関西万博]饗宴!匠が演じる日本美の世界

大阪・関西万博会場で行われる読売新聞社が主催する伝統工芸の祭典「匠 – 工藝プロジェクト」に参加。
会場では、KINOMAの代表的プロダクトであるパーテーション・フラワースタンド・フラワーポットを展示し、それぞれに鹿沼の職人技と自然の豊かさが宿るものづくりの世界を表現しました。
中でも、楽樹園が手がけた皐月盆栽と組み合わせたフラワーポットは、多くの来場者の関心を集め、「空間・植物・器」が響き合う静謐な体験として印象を残しました。鹿沼産ヒノキの美しい木目、金属加工による精緻な技術、そして四季の移ろいを映す皐月盆栽。それらを融合させることで、KINOMAは単なるプロダクトにとどまらず、「五感で味わう癒しの時間」を提案するブランドとして、国内外に向けてその世界観を発信しています。

導入実績

KINOMAの取り組みや想いに共感いただき、さまざまな空間でプロダクトの導入が進んでいます。
鹿沼の木工・金属・園芸といった職人の手仕事から生まれた製品は、それぞれの場所で新たな“間”を生み出し、訪れる人や使う人に、静かで心地よいくつろぎの時間を提供しています。

・「日光きぬ川ホテル三日月」 コラボレーション

KINOMAの取り組みと世界観に共感いただき、ブランドゆかりの地・栃木県日光市にある「日光きぬ川ホテル三日月」さまへの導入が実現しました。本導入では、鹿沼の伝統技術をベースに、ホテルのための特別仕様を開発。400年以上の歴史をもつ「鹿沼組子」のほか、麻農家による「麻紙」、そして彫刻家・前田暁彦氏による、鬼怒川にちなんだ桜や紅葉の葉の彫刻など、地域のクラフトと自然風景が調和する空間を創出しました。KINOMAが大切にしている“間”の価値と、鹿沼のものづくりの魅力を、訪れる方々に体感していただける特別なコラボレーションとなりました。

・「ヒルトン東京お台場」

空間を引き立てる日本の手仕事として、KINOMAのflower standを導入

東京湾を望むラグジュアリーホテル「ヒルトン東京お台場」にて、KINOMAのflower standをご採用いただきました。ホテルロビーのカウンター前に配置されたスタンドは、鹿沼組子をモチーフとした繊細な意匠が空間をより洗練されたものにし、国内外から訪れるお客様を迎える上質な演出となっています。鹿沼の伝統的な木工・金属加工の技術から生まれたプロダクトを通じて、日本のクラフトマンシップを伝える事例となりました。特に海外からのお客様にとって、繊細なデザインや素材の風合いが印象的に映り、地域性と美意識の融合を感じていただける場となっています。

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