
精密板金加工業 ブランディング|丸山ステンレス工業
株式会社丸山ステンレス工業
Works
Business development, Branding, Promotion
「一粒一粒、豆づくり一筋」をモットーに、昭和から代々受け継がれてきた豆菓子づくりの技と味を、次の世代へとつないでいくために立ち上げられた新ブランド〈楽豆屋〉。自家需要はもちろん、贈り物としても選ばれる存在を目指し、ブランド立ち上げから商品、コミュニケーション、流通に至るまで一貫したブランディングを行いました。

長年親しまれてきた既存顧客の信頼を守りながら、若い世代や新たな購買層にも届くブランドであること。
その両立を目指し、「豆菓子」であることを分かりやすく伝えつつ、過度に伝統的になりすぎないトーン&マナーを設計しました。日常のおやつとしても、きちんとしたギフトとしても成立する、間口の広いブランドポジションを明確にしています。


号である「楽豆屋」は、商品そのものをロゴマーク化することで、ひと目で“豆菓子のブランド”であることが伝わる設計としました。文字組みや構成には、伝統を感じさせながらも軽やかさと新しさを持たせ、古き良さと現代性が共存するロゴに仕上げています。ロゴマークの円は、豆の集合体を象徴するモチーフ。そこから展開される和柄は、豆菓子の多彩な味覚や商品展開の広がりを表現し、ブランドとしての奥行きを視覚的に伝えています。

パッケージデザインのコンセプトは、子どもの頃に折り紙で作った「豆入れ」。どこか懐かしさを感じる形状をベースに、オリジナルロゴとロゴモチーフから展開した和柄をあしらい、飾り箱としての佇まいを持たせました。和風になりがちな豆菓子の世界観に、あえてモダンな要素を掛け合わせることで、伝統を感じさせながらも洗練された印象に。手に取った瞬間に、童心に帰るような楽しさと、贈る・贈られる喜びの両方を感じられるパッケージを目指しました。




パッケージに続くブランドコミュニケーションとして、商品とともに手に取られるリーフレットを制作。「一粒一粒、豆づくり一筋」という姿勢や、それぞれのお豆の特徴をお客様に丁寧に伝えることを大事にしました。


ギフト需要に対応するため、楽豆屋オリジナルののしを制作。パッケージやリーフレットと世界観を揃え、贈る瞬間までを含めたブランド体験として設計しました。伝統的なのしの形式を踏襲しながらも、堅くなりすぎない表現とすることで、幅広いギフトシーンに対応できる佇まいに仕上げています。

流通設計の起点として、ブランドサイト兼ECサイトのデザインを行いました。
単なる販売の場ではなく、楽豆屋の歴史や思想、豆菓子の魅力を伝える“ブランドの入口”として位置づけ、
初めて訪れるユーザーにも自然な導線で理解できる構成としています。

東京ギフトショーでは、ブランドの世界観を立体的に体験できるブースを設計。ロゴや和柄、色彩設計を空間へ展開し、限られたスペースの中でも「豆菓子のブランド」であることが直感的に伝わる構成としました。



さらに香港・そごう百貨店では、海外市場に向けた売り場・ブース設計を担当。日本の豆菓子文化を感じさせながらも、過度に和風になりすぎない表現で、ギフトとしての華やかさと日常性を両立した売り場づくりを行いました。
商品、パッケージ、紙媒体、Web、展示会、百貨店と、
あらゆるタッチポイントを通じてブランド体験を一貫して設計することで、
楽豆屋が持つ「伝統」と「これから」を、国内外へと広げるブランディングを目指しました。
