神戸老舗焼菓子 ブランド開発 | KOBE MELTYWA

兵庫県神戸市の大手菓子ブランドのOEM製造など手掛けながら自社ブランドの展開も行う、はさみ焼き製造事業者「梅香堂」様が贈る、ハードワッフルブランド第2弾のブランディングに携わりました。第1弾のKOBE Fruwaについての記事は過去記事をご参照ください。

分析/ANALYSIS

競合調査

神戸、はさみ焼きの老舗「梅香堂」が贈るハードワッフルブランド第2弾。新企画の開発にあたって、全体の商品カテゴリー整理を行い、今後開発してゆく商品を絞ってゆきました。その中でも今回は自社ブランドの主軸であるハードシリーズの「KOBE Fruwa」の姉妹ブランドになるような企画を作りたい。という想いがありました。 数ある企画の中でも、過去にも挑戦したことがあり当時は上手く販売まで繋がらなかった「ストループワッフル」で勝負したいというご相談を受けたのがきっかけになります。

そもそも「ストループワッフル」って何?

ストループワッフルは、オランダの伝統的なお菓子で、薄いワッフル生地の間にキャラメルシロップ(ストロープ)が挟まれたものです。外側はサクサク、中のキャラメルは柔らかく、温かくすると特に美味しいです。よくオランダでは、温かい飲み物(コーヒーや紅茶)のカップの上にストループワッフルを置き、カップから上がる蒸気で中のキャラメルが柔らかくなるのを待ってから食べるという楽しみ方がある、紅茶やコーヒーとよく合うお菓子として人気です。

開発/DESIGN

ネーミング開発

とはいえこのユニークな食べ方ができるストループワッフルは、日本ではあまり認知度がなく、パッと見ためでは通常のハードワッフルと遜色がないため、そのままのネーミングではなく、あたためて柔らかくして食べるという、商品特性が伝わりやすいオリジナルネーミングをご提案しました。

パッケージデザイン

パッケージデザインでは、商品特性を伝える必要があったため、ディスプレイ時にPOPのようにも使える形状のパッケージを複数ご提案しました。コーヒーマグ型・抜き窓がマグ状のもの・とろけるワッフルで出来たスーツケース型など。 最終的に、高級感を感じさせつつ、キーカラーが梅香堂さまのイメージカラーであるブルーとの親和性が高かった「コーヒーマグ型」のパッケージに決定しました。

パッケージ制作では、ミシン線で取り出すとマグの取手部分がディスプレイ用に出せる形状設計に苦戦しましたが、印刷会社様とのご協力のもと施策を繰り返し実現しました。この時もイメージカラーであるブルーの色味がお互い納得するまで何度も校正を続けました。 個包装に関してはバラ売りも想定していたので、きちんと商品の表情が見える仕様、さらにパッケージとの連動性を持たせたデザインで展開します。

シーンに合わせたフレーバー開発

SKUは当初キャラメルフレーバーのみでしたが、利用者の幅を持たせるため、「コーヒーに合わせる」という食べ方が主流ではあったものの、紅茶はもちろん日本茶にも合うような味覚の設計を考えていきました。 紅茶には木苺の香りが上品に広がるフランボワーズ、コーヒーには王道のキャラメル、日本茶には親和性の高い抹茶フレーバーをそれぞれ開発しました。それぞれの好みに合わせて味を選べる工夫です。

流通/PROMOTION

インターナショナルギフトショーへ再挑戦

商品企画が仕上がったところで、新規取引先や販路拡大に向け、ギフトショーのアクティブクリエイターズへ7年ぶりの出展。当時神戸フルワで出展した記憶が蘇ります。今回も数々のバイヤーの方々と繋がれたようで、これからの展開に向けて弊社も伴走を続けます。神戸メルティワの今後に注目ください。

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