日常に溶け込む冷感プロダクトシリーズ|ICE COORDE

エレコム株式会社さまと共に、
暑さ対策をより身近に、そしてファッションとして楽しめるシリーズ
「ICE COORDE(アイスコーデ)」のクリエイティブディレクションを担当しました。

本シリーズは、普段使いからアウトドア、スポーツ観戦など、
さまざまなシーンで手軽に暑さ対策ができるアイテム群として展開。

従来の“暑さ対策グッズ”が持つ機能性に加え、
「身に着ける」「コーディネートする」という視点を取り入れることで、
日常の中で自然に取り入れたくなるプロダクトを目指しました。

セメントプロデュースデザインでは、ロゴ・パッケージ・テキスタイルデザインを含めた
全体のクリエイティブディレクションを行い、
シリーズとしての世界観構築に取り組みました。

分析/ANALYSIS

情報整理

近年、熱中症対策や暑さ対策への意識の高まりにより、
冷却グッズ市場は拡大傾向にあります。

特に「身に着けるタイプ」のアイテムは需要が高まり、
通勤や休日、アウトドアなど幅広いシーンで使用される一方で、
ファッションとして楽しめる商品はまだ少ないという課題がありました。

また、ハンディファンのように“フォトジェニック”な使われ方をする商品に対し、
その他の冷却グッズは機能訴求に寄りすぎており、
ライフスタイルに溶け込む魅力が不足している状況でした。

そこで本シリーズでは、

  • ON / OFF問わず使えること
  • ファッションに自然に取り入れられること
  • 日常を少し楽しくする存在であること

を軸に、
「暑さ対策=我慢」ではなく「暑さ対策=楽しむ」への転換を目指しました。

開発/DESIGN

ロゴデザイン

ロゴは「冷たさを着る」というコンセプトをもとに設計。

“℃・結晶・布”をモチーフに、
氷の持つシャープさと、布のやわらかさを併せ持つ造形としています。

文字のフォルムには角の立ったあしらいを加え、
氷の冷たさを感じさせる一方で、
部分的に丸みを持たせることで、日常使いしやすい柔らかさも表現。

機能性とファッション性を両立するシリーズの象徴として、
視覚的なバランスを意識したロゴデザインです。

パッケージデザイン

パッケージは、「暑さ対策を楽しむ体験」を可視化することを目的に設計。

ICE COORDE専用のオリジナルパターンを大胆に配置し、
店頭での視認性を高めながら、
思わず手に取りたくなる軽やかでポジティブな印象を与えるデザインとしました。

また、“冷たさを着る”というコンセプトを視覚的に伝えるため、
素材感や機能性を感じられる構成としつつ、
ギフトとしても成立する上質さを意識しています。

暑さ対策というネガティブな動機を、
「出かけたくなる気分」に変えるようなパッケージを目指しました。

テキスタイルデザイン

ICE COORDEの特徴の一つが、
シーズンごとに展開されるテキスタイルデザインです。

● season 2020
title : mosaic stripe
シンプルなストライプをベースに、モザイク調の構成で強弱をつけ、
着用時に単調にならない動きのある表情を演出。
アウトドアシーンにも馴染む落ち着いたカラーリングで構成。

● season 2021
title : pattern mix
ドットや三角形、ボーダーなど複数の柄を組み合わせたパッチワーク構成。
爽やかさと遊び心を両立し、日常からレジャーまで幅広く使えるデザインに。

● season 2022
title : ice stripe
氷をモチーフにしたクールな印象のストライプ。
カジュアルな中にダークカラーを差し込み、メリハリのあるファッション性を表現。

機能性素材でありながら、
“着こなす楽しさ”を感じられるシリーズとして展開しています。

プロモーション


ICE COORDEは、単なる商品展開ではなく、
「暑さ対策をコーディネートする」という新しい価値提案を行うシリーズです。

そのため、

  • 日常(ON)
  • レジャー・アウトドア(OFF)

の両シーンに対応できるビジュアルとプロダクト設計とし、
ユーザーの生活の中に自然に溶け込む存在を目指しました。

シリーズ全体で統一されたデザインによって、
売場でも一つのブランドとしての世界観を形成し、
視覚的な訴求力と認知の向上を図っています。

機能性を前提としたプロダクトに、どのように“楽しさ”や“選びたくなる理由”を与えるか。
今回のプロジェクトは、その問いに向き合う取り組みでした。

暑さ対策という課題を、
我慢や対処ではなく、前向きに楽しめる体験へと変えていくこと。

そのために、ロゴやパッケージ、テキスタイルといった複数の要素を横断し、
一つの世界観として設計することの重要性を改めて感じました。

これからも、機能と感性の両面から、
日常を少し楽しくするデザインを提案していきたいと考えています。

LATEST Works