大阪・八尾 金属加工ブランドブランディング|ITADAKI

大阪府八尾市の金属加工を営む株式会社武林製作所とともに、オリジナルブランド「ITADAKI(イタダキ)」の立ち上げを行いました。

セメントプロデュースデザインは、ブランドネーミング、ロゴ、プロダクトデザイン、プロモーションツール、展示会ブースデザインまで一貫して担当。

歯ブラシ金型製作で培われた精密加工技術を活かし、金属の新たな価値を食卓へと昇華させるキッチンブランドとして開発しました。

開発/DESIGN

コンセプト・ネーミング

「itadaki(頂き)」は、“頂上・最高峰”という意味とともに、
“いただきます”という食文化の所作を重ね合わせたネーミングです。

全てにおいて頂点を目指すという思想と、食卓に向き合う丁寧な姿勢を内包し、
技術・品質・価値すべてにおいて最高峰を目指すブランドとして設計しました。

プロダクトデザイン

プロダクトは、日本の象徴である富士山をモチーフに造形。

角と曲線を絶妙に組み合わせることで、シャープさと柔らかさを両立し、削り出しならではの美しいフォルムを実現しています。

表面には、日本の四季を彩る花や吉祥文様(菊・梅・桜・麻の葉・青海波など)を繊細に刻み込み、使うシーンにささやかな意味と華やかさを添えています 

また、「なにわの名工」に選ばれた職人による手仕上げの研磨により、金属でありながら柔らかさを感じる上質な光沢を実現。
精密加工と手仕事が融合した、武林製作所の技術の集積となるプロダクトです。

展開としては、カトラリーレストを中心に、箸置き、タイピン、ボトルコースターなどへ広がり、食卓からギフト、装身具まで幅広いシーンに対応しています。

ブランド・プロモーション

リーフレットでは、設計・加工・研磨に至るまでの工程や職人の技術を可視化し、単なる製品ではなく“技術の結晶”としての価値を伝える構成としました 

また、展示会では東京ビッグサイトで開催された国際ホテル・レストランショーに出展し、多くの料亭や旅館への導入へとつながっています。

展示会ブースデザイン

ブースは「CHIC MODERN」をコンセプトに設計。

黒を基調とした空間に暖簾やグラフィックを配置し、日本的な要素と現代的な洗練を融合させた空間としました。

商品はあえて余白のあるディスプレイで配置し、一点一点の存在感を際立たせるとともに、実際の食卓シーンを想起させる演出を設計。

さらに、壁面ではブランド背景や文様の意味を丁寧に伝える構成とし、来場者の理解と体験を深める導線設計を行っています。

金属加工という“見えにくい技術”を、日常の中で感じられる価値へと翻訳する。

「itadaki」は、職人の技術をただ見せるのではなく、食という文化と結びつけることで、新たな体験として届けるプロジェクトです。

手に取った瞬間に感じる重みや質感、そして食卓を彩る存在としての美しさ。
その一つひとつが、ものづくりの頂点を目指す意志の表れとなっています。

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