
ブレンドティー “Hooo” ブランディングデザイン|白井製茶
白井製茶
Works
Branding
台灣屏東縣原民處さまと県内ものづくり中小企業の新たな事業の柱となる自社製品開発・販路開拓を支援するため、商品開発実践プログラムとして、「Session屏東」を開催しています。
本講座は、2023年から二年渡し開催しており、これまでに多くの企業さまが自社の技術や想いを活かした製品開発を進め、様々な商品化が進んできました。
以下では、その取り組みの詳細とこれまで商品化してきた事例企業様を紹介しておりますので、最後までご覧ください。
(1)勉強会


屏東 (PingTung)は、台湾最南端に位置する、豊かな自然に囲まれ、カカオや果物といった農産物の生産が盛 んなことで知られています。また、ルカイ族、パイワン族といった原住民の居住地域があり、独特の文化が根付く地方です。今回Session屏東は、原住民工芸を中心に、商品開発を行いました。
Session屏東は以下のスケジュールの前半全5回に分けて商品企画まで取り組みます。


第1回:自社分析①
「設備・技術・素材」を十分に分析する
自社の現状について整理するため、保有する設備/機械やそれを使った技術、あるいはできる素材の特性をまとめ、経営資源を分析します。

第2回:自社分析②
自社と他社のポジションを確認する
競合分析を行い、自社と他社のポジションを確認しながら今後どのような展開ができるのか、ベンチマークとなるブランドはどこなのかを検討します。

第3回:参加事業者訪問
参加者が持つ技術を理解する
現場に訪問させていただき、企業さんが持たれている技術や素材、設備を確認します。参加企業さま同士でも見学をしていただいています。

第4回:SO分析
社内外の有形・無形資産の拡張作業
自社や業界の課題を特定し、解決に向けた自社の強みや想いを込めた自社商品のブランドコンセプトを固めました。

第5回:アイデアブレスト
棚卸しした自社の情報をもとにアイデアを考える
これまで自社の事業や競合、強み・機会など、分析してきた内容をもとに新商品のアイデアラッシュを行いました。

第6回:プレゼンテーション
「新事業・商品の計画書」を発表する
計画書をバイヤーの方々に向けて発表し、フィードバックをいただくことで、新商品のリリースへとつなげていく機会としました。
以上の勉強会に加え、各回の午前中には参加企業様の工場や現場にも訪問させていただき、生産体制や生産能力を把握することも実施しております。
製造現場を実際に訪問し、現場管理者の意見を参考に自社商品の企画に向けて個別アドバイスを行いました。


(2)日本販路展開:コトモノミチ展示販売、ギフトショー出展
屏東県原民処支援事業の一環として、日本でのテストマーケティング販売を行いました。
A. 弊社直営店コトモノミチ東京と大阪にて、2ヶ月限定販売しました。

実施日程:2024 年 9 月 5 日(木)〜11 月 4 日(月祝)
開催場所:コトモノミチ東京/大阪
「奥台湾」は、台湾原住民に伝わる伝統的な工芸や装飾をアップデートし開発したデザインプロダクトを中心 に、ローカルな地域で生まれている新しい魅力を伝え、台湾にこれまでと違った光を当てる企画展です。
原住民伝統工芸を使った2ブランド商品の新発売を含む POPUP 企画展「奥台湾」を、開発に伴走したセメントプロデュースデザインの運営する自社ショップ「コトモノミチ」2店舗(東京・大阪)にて開催いたします。二年間で開発した商品の市場検証として、消費者のフィードバックをもらい、次の開発に繋いでいきます。

B. 東京インターナショナル・ギフト・ショー出展
展示会名:東京インターナショナル・ギフト・ショー (場所:東京ビッグサイトACTIVE CREATORS)
実施日程:2024 年 9 月 4 日(水)〜9月 6 日(金)
東京インターナショナル・ギフト・ショーは、年2回(春と秋)に東京ビッグサイトで開催される、日本最大級のパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市です。国内外のメーカーや卸売業者が、新商品やトレンドを発信する場であり、ショップ、百貨店、専門店、商社、卸売業者などのバイヤーがが仕入れや情報収集のために訪れます。新たなの販路拡大のビジネスチャンスの場となるのが、東京ギフトショーです。
【主催】株式会社ビジネスガイド社 【来場者】国内外のメーカーや卸売業者 【規模】出展:766 社 来場者: 14.5 万人
(3)台湾販路展開:POPUPASIA展示会出展
台湾では、展示会に出展しました。直接的に、台湾現地バイヤーと消費者と交流する機会でした。

展示会名:POPUPASIA亞洲手創展 (場所:台湾台北松菸文創園區)
実施日程:2024 年 11 月 14 日(木)〜11 月 17 日(日)
POPUPASIA亞洲手創展,台湾民間で創立した 2024 年は第八回目開催する手仕事 / 職人ブランドを中心とするチケット入場制展示会。創立者は十数年前クラフトマルシェの主 催から始まり、2017 年から展示会の形になった展示会。日本、韓国から初め、アジア 30 都市以上のブランドが出展。有料入場料に手仕事に興味 あるファンの消費者、台湾国内外のバイヤーが集まり、今までは 2,000 名以上のバイヤー、20 万以上の来場者、2 億元 ( 約 10 億円 ) 販売金額。
展示会トークイベントにて、国内外20社前後のバイヤー、行政関係に来られました。交流と商談を行いました。
【主催】希嘉文化有限公司 【来場者】国内外のメーカーや卸売業者 【規模】来場者: 20 万人
工程の前半では、プロジェクトの目的を共有した上で、自社が持つ技術や素材の強みを明らかにしていきます。
自分たちが誇れる技術を用いてモノを作らなければ、他にないものは生まれないのです。方向性やコンセプトが固めて、デザイン・商品のアイデアを考えていきますが、この段階でも何のためにつくるのか、誰に売りたいのかということをクライアントと共によく確認しています。

またこちらが提案したデザインに対する判断軸を定めるためにも、展示会・メディアなどのリサーチをお願いしており、文脈の共有に努めております。ここで、紹介しているステップは、クライアントによって変更することもあり、現在も試行錯誤を重ねながら、方法論のアップデートを行っています。
全5回実施している中で、実際に商品開発・デザインまで実施され、世の中にプロダクトを生み出した企業様もおられます。
下記では、その一例を紹介しておりますので、ぜひご確認くださいませ。
商品開発プログラムの一環として、セメントプロデュースデザインが培ってきたノウハウを活かし、デザイン面でのサポートを行った実績です。

桃布里文化創作空間(屏東県/瑪家鄉)
新商品企画
「桃布里」――人生に寄り添ってきた月桃の美しさを編む
2013年設立された「桃布里」は、屏東に根づいてきた工芸である月桃編みのブランドです。月桃編みは日本の奄美や沖縄にもある工芸で、台湾では主に南部の屏東や台東エリアで原住民により営まれてきました。その歴史は文献にも記録されていない大昔までさかのぼるといわれ、原住民は土地にある自然繊維を暮らしのあらゆる用品や食べ物に使いこなしてきました。月桃は、原住民の一生に欠かせない重要な存在とみなされています。「桃布里」は今回、独自の新しい編み方を研究開発し、素材の美しさを表現する「編みバッグ」シリーズをお披露目します。

泰武頑皮雕(屏東県/泰武鄉)
新商品企画
「AliAli 頑皮雕」――革彫刻と手紋の伝統を発展させた新しい革小物
「AliAli 頑皮雕」は、屏東に帰郷した若手職人により設立されたブランドです。原住民パイワン族の伝統工芸である革 彫刻と手紋(刺青)の文化をミックスし、若い解釈で伝統文化を残す挑戦をしています。 手紋(手の甲の刺青)はパイワン族につたわる伝統文化で、特別な地位の女性しか入れることのできない地位の象徴 でした。手紋の模様は一族の社会地位を示し、日本でいえば家紋のような存在です。日本統治時代の手紋禁止や生 活の変化などにより、現在は数名に残るのみとなっています。 今回、手紋の柄を分解してリデザインし、現在の解釈で普段のお出かけに使えるサコッシュの新しいシリーズを開発し ました。原住民文化を多くの人に気軽に伝えるきっかけとなるブランドです。
最後まで見ていただきありがとうございました。海外初の勉強会「Session屏東」は一段落にしましたが。また日本と台湾をつなぐ事業を続いていきます。ご興味ある方は弊社に問い合わせくださいませ。