
端材を価値へ転換するブランド開発 |NAIARU
株式会社ブリコラージュ
Works
Branding, Promotion
1947年創業の鋳物メーカー・池永鉄工が展開する業務用氷削機ブランド「SWAN」。
長年にわたり飲食店や専門店で使用されてきた氷削機は、高い切削性能と耐久性でプロの現場を支えてきました。
そのSWANが、家庭でも本格的なかき氷を楽しめるプロダクトとして開発した家庭用かき氷機 「conee(コニー)」。
セメントプロデュースデザインは、本商品のプロダクトデザインおよびパッケージデザインを担当しました。
業務用ブランドとして培ってきた技術と思想を背景に、家庭用でありながらSWANらしさを感じられるプロダクトを目指し開発を進めました。


SWANは70年以上にわたり、業務用氷削機を製造してきた歴史あるブランドです。
その特徴は、氷をきめ細かく削る刃の性能、長年の使用に耐える耐久性、そして使いやすさを追求した機構設計にあります。
今回の家庭用モデルの開発にあたり、単なる生活家電としてデザインするのではなく、
業務用ブランドとしての技術や思想をどのように家庭用プロダクトに落とし込むかが重要なテーマとなりました。
家庭用製品として扱いやすさや収納性を確保しながらも、
SWANの持つ“機械としての信頼感”や“道具としての美しさ”を感じられるプロダクトデザインを目指しました。
プロダクトデザインでは、SWANが培ってきた技術力や機構の魅力を表現するため、
あえて生活雑貨のようなデザインではなく、機械的でスタイリッシュなフォルムを採用しました。
シンプルでシャープな造形は、業務用ブランドとしての信頼感や精度の高さを感じさせるデザインとなっています。
また、機能面では
といったSWANの強みをそのまま家庭用プロダクトに落とし込んでいます。
さらに本体は驚くほど軽量で、収納時の出し入れも容易な設計とすることで、
誰でも気軽に、いつでも本格的な“ふわふわかき氷”を楽しめるプロダクトとなっています。




パッケージは、家庭用商品であることを踏まえ、
使わない時でもそのまま収納し、インテリアの一部として置いておけるデザインを目指しました。
家庭用プロダクトでありながら、SWANの氷削機は業務用に匹敵する性能を持っています。
そのためパッケージでも、カジュアルさの中にどこか上質さを感じさせるデザインや素材を採用。
プロダクトの持つ機械的な美しさとブランドの信頼感を伝えることで、
商品の魅力を最大限に引き出すパッケージデザインとしています。





商品説明用のフライヤーも制作しました。
表面では、プロダクトの特徴的なフォルムを大胆に配置し、SWANの機械的でスタイリッシュなデザインを印象的に表現。裏面では、製品仕様(SPEC)、使用方法(HOW TO)、ブランド紹介などの情報を整理し、
プロダクトの特徴や使い方が直感的に理解できるレイアウトで構成。
SWANのブランド背景とプロダクトの魅力を、コンパクトに伝えるツールとしてデザインしました。

長年、業務用の現場で支持されてきたSWANの氷削機。
その技術を家庭でも楽しめる形に落とし込む今回のプロジェクトでは、
ブランドの歴史や信頼感をどのようにデザインとして表現するかを大切にしました。
家庭用でありながら、どこかプロフェッショナルな佇まいを持つ「conee」。
SWANの新しい魅力を感じられるプロダクトとして、多くの人に本格的なかき氷体験を届けてくれることを期待しています。