
精密板金加工業 ブランディング|丸山ステンレス工業
株式会社丸山ステンレス工業
Works
Business development, Branding, Promotion
オンライン地図プラットフォーム「Stroly(ストローリー)」を展開する株式会社Strolyさまよりご依頼を受け、富山市さまとともに『HOKURIKU TOYAMA 富山市デジタルマップ』のデザインおよびアートディレクションを担当しました。
本マップは、GPSと連動して現在地が表示されるデジタルマップ。単なる観光案内ではなく、“富山市らしさ”を体験として届けることを目的に企画・設計しました。
まずは現地ロケハンを実施。富山城址公園、ガラス美術館、日枝神社、富岩運河環水公園・天門橋、池田安兵衛商店、松川遊覧船など、実際に街を歩きながら地域の空気感や魅力を体感しました。その上で、富山市の特徴をどう表現すれば伝わるかを検討。複数のコンセプト案を提示し、
採用されたコンセプトは
「さかなの街、富山市」。
富山市の発展を支えてきた富山湾の豊かな魚介資源。水産業の賑わいと、それを求めて集まる人々。富山市の街の活気を、鮮度あふれる魚たちをキャラクター化することでユーモラスに表現することとしました。地域性を“説明”するのではなく、直感的に伝わるビジュアル体験へと翻訳しています。

イラストの方向性を定めた上で、現地ロケハンで収集した情報を整理し、マップ全体の構成を設計しました。建築物やランドマーク、街の動線、スポット情報を組み立てながら、富山市の魅力が自然に伝わるビジュアル構造を構築しています。
その構成をもとに、富山市の街並みや空気感を一枚のイラストへ落とし込みました。現地を訪れた方には記憶と重なる感覚を、まだ訪れていない方には“行ってみたい”と思わせる体験を生み出すことを目指し、細部まで丁寧に描き込んでいます。
マップ内では、擬人化した魚たちが街を楽しむ様子を随所に配置。寿司を味わい、川辺を歩き、観光を楽しむ魚たちの姿が、富山市の賑わいをユーモラスに表現しています。
一目でキャッチーでありながら、拡大しても発見のある奥行き。
情報と世界観を両立させた、体験型デジタルマップです。








本マップの核となるのが、魚介類を擬人化したキャラクターたち。
富山湾でよく漁れる魚は「市民」、たまに迷い込む魚や観測数の少ない魚は「観光客」「旅人」と設定。魚ごとの特性を踏まえながら細かなキャラクター設定を構築しました。
一見かわいらしく見えながら、実は緻密に設計された世界観。マップを眺めるだけでも楽しく、思わず隅々まで見たくなる構成としています。






『HOKURIKU TOYAMA 富山市デジタルマップ』のタイトルロゴは、魚のヒレや富山湾の波をモチーフにデザイン。コンセプトである「さかなの街、富山市」を象徴的に表現しました。

スポットを示すPINアイコンもマップの世界観に合わせて制作。情報表示の役割を果たしながら、デザイン全体の統一感を保つ設計としています。


本プロジェクトは、富山市を“わかりやすく案内する地図”ではなく、“富山市を好きになる地図”として設計しました。
魚たちが賑わうユーモラスな世界観の中に、富山の歴史や産業、風景が自然に溶け込む構造。デジタルマップという媒体を通じて、地域の魅力を新しいかたちで可視化する取り組みです。
スマートフォンを片手に、ぜひ富山市の街歩きをお楽しみください。