大阪 氷削機ブランド「SWAN」シリーズ 新プロダクトデザイン |aile SI-170A

池永鉄工株式会社が70年以上にわたり展開する氷削機ブランド「SWAN」。
その伝統と信頼を受け継ぎながら、新たなエントリーモデルとして開発されたのが「aile(エイル) / SI-170A」です。

セメントプロデュースデザインは、本商品のプロダクトデザインを担当。
長年プロの現場で支持されてきたSWANの技術を継承しながら、より多様な空間に馴染み、使う人にとって扱いやすい新しいスタンダードを目指しました。

新モデルでは、ブランドの象徴であるライトブルーの系譜を受け継ぎつつ、伝統と革新性を表現するブルーグレーを採用。
機能性とデザイン性を両立した、新たなSWANの姿を提案しています。

分析/ANALYSIS

情報整理

SWANは1950年の誕生以来、大阪の自社工場で製造を続ける日本を代表する氷削機ブランドです。
「刃の切れ味」「耐久性」「使いやすさ」に裏打ちされたプロ仕様の性能と、空間に馴染むデザイン性を兼ね備え、長く飲食業界で支持されてきました。

一方で市場環境は変化し、
 ・店舗デザインの多様化
 ・オペレーション効率や衛生性への要求
 ・より扱いやすいサイズ・重量へのニーズ
が高まっています。

そこで本プロジェクトでは、

「SWANらしい信頼感を保ちながら、現代の店舗環境に最適化すること」

を設計の核としました。

コンセプト設計

プロジェクト全体を貫く思想は、

「時を削り、信頼を刻む」

というSWANのブランド価値を、現代のプロダクトへ再編集すること。
歴史・職人技・機能性・デザイン性というSWANの資産を、次の世代へ継承するモデルとして位置づけています。

開発/DESIGN

01 プロダクトデザイン

aile(SI-170A)は、ロングセラー150SSをベースにフルモデルチェンジしたエントリーモデルです。

デザインでは、
 ・スクエアなフォルムによる安定感と信頼性
 ・シンプルで凛とした存在感
 ・氷の積み重なりを想起させる構成
を意識し、SWANらしい力強さを継承しました。

さらに細部には、
 ・氷が削られていく様子をイメージしたラインテクスチャー
 ・作業中の所作が美しく見える透明カバー周辺設計
 ・背面や側面まで意識した立体的な造形
など、業務用機器でありながら“見せる道具”としての価値を加えています。

02 カラー設計

本モデルではブルーグレーを採用。

SWANのブランドカラーであるライトブルーを起点に、
 ・伝統の継承
 ・プロダクトとしての上質感
 ・高機能・高精度への信頼感
を表現しています。

どんな店舗空間にも溶け込みつつ、静かな存在感を放つカラーリングです。

aile(SI-170A)は、SWANという歴史あるブランドが次の時代へ進むための新しい一歩です。
長年積み重ねてきた信頼や技術を大切にしながら、現代の店舗環境や使い手の視点を取り入れ、より身近で扱いやすいプロダクトへと進化しました。
セメントプロデュースデザインは、単なる造形提案に留まらず、ブランドの歴史と未来をつなぐ視点からデザインに取り組んでいます。
これからもSWANが、多くの人の記憶に残る「日本のかき氷文化」を支える存在であり続けることを願っています。

LATEST Works