
精密板金加工業 ブランディング|丸山ステンレス工業
株式会社丸山ステンレス工業
Works
Business development, Branding, Promotion
福島県の産業・工業・文化・歴史の魅力を、「商品」「読み物」「イベント」を通して国内外へ発信するプラットフォームとして企画したプロジェクト「福らんしょ」。震災時にいち早く支援を届けてくれた台湾への感謝を起点に、福島と台湾をつなぐ持続的な関係構築を目指しました。
プロジェクト名は、福島の“福”と方言の「らんしょ(〜してください)」を掛け合わせた造語。
“福島にぜひお寄りください”“福をお届けします”という想いを込めています。

単発の物産展ではなく、
「福島の価値を編集し、海外へ届ける基盤」を構築することを目的に全体構想を設計。
台湾美食展への出展は、あくまで“出口”。
その前段として、価値の整理と言語化を行いました。
商品の魅力を“試食”だけで伝えるのではなく、
生産者の背景・歴史・想いまで含めて届ける必要があると考えました。
福島で活動するライター・カメラマンと連携し、
事業者インタビューを実施。
Webサイトおよび冊子として編集・制作しました。
地域内外をつなぐ編集体制そのものも、プロジェクトの一部です
その前段として、価値の整理と言語化を行いました。









福島の象徴である“福”と方言を掛け合わせ、親しみとメッセージ性を兼ね備えた名称を開発。

「福島の事業者が集い、つながる場」というコンセプトのもと、浜通り・中通り・会津を象徴する人物像と、福島の食・工芸モチーフで県の形を構成。地域の多様性と連帯を一体のビジュアルに落とし込みました。


2022年8月 台湾美食展(来場者約13万人規模)に出展。
福島県ブースの企画・設計・ビジュアル制作を担当。
単なる物販ブースではなく、
“福島という地域の物語”が伝わる空間設計を行いました。



生産者インタビューをもとに構成した冊子を制作。
現地配布により、商品理解を深化させる仕組みを構築しました。





福2022年8月5日〜8日、台湾美食展(世界貿易センター展示ホール1号館)に出展。来場者約13万人規模のイベント内「日本美食館」にて、福島県ブースを展開しました。本出展の目的は、震災後約11年ぶりに台湾への食品輸入が解禁された福島県産加工食品の市場受容性を検証すること。単なる販促ではなく、「テストマーケティング」として設計しました。
●試食・販売設計
福島県産加工食品6点を選定し、4日間での試食提供数とアンケート回収目標を事前に設定。
商品ごとに試食分量・提供数を細かく設計し、定量的な検証が可能な体制を構築しました。また、試食→興味喚起→販売→アンケート回答という導線を設計し、感覚的な反応ではなくデータとして可視化できる仕組みを整えました。
●市場受容性調査(アンケート・ヒアリング)
各商品ごとにアンケートを作成し、中国語翻訳後に現地配布。
味・価格帯・購入意向・台湾市場での適合性などを定量的に調査しました。さらに、来場バイヤーへのヒアリングも実施。
台湾市場における価格設定、流通可能性、現地ニーズとの適合度を確認し、今後の販路開拓のための具体的な示唆を収集しました。
●工芸×食品のクロスプロモーション
昨年度企画した大堀相馬焼と臺虎精釀によるコラボレーションプロジェクト「福虎添藝」で生まれたビアタンブラーも販売・プロモーションを実施。食品だけでなく、福島の伝統工芸の価値も同時に訴求することで、“福島ブランド”としての統合的な印象形成を図りました。
●データ取得から次フェーズへ
試食数・販売数・アンケート結果・バイヤー意見を統合的に整理。
展示会をゴールとせず、取得データをもとに事業者それぞれの次の一歩へとつなげる設計までを一体でプロデュースしました。




現地ではこれまで接点のなかった層との出会いが生まれ、
福島県産品の新たな可能性が見えてきました。
展示会を“点”で終わらせるのではなく、
得られた市場データを次の開発・販路開拓へと活かす伴走支援へ。
「福らんしょ」は、
福島と台湾をつなぐ文化発信プラットフォームとして継続していきます。
[日本語]
https://coto-mono-michi.heteml.net/fukuransyo/book_jp.pdf
[繁体字]