京の米老舗 |八代目儀兵衛 WEB・VI・店舗ブランディング

京都の老舗米屋である八代目儀兵衛様。ECサイトを起点に、コーポレートサイト、飲食店舗サイト、本社ビル「OMOYA」に至るまで、ブランド全体のコミュニケーション設計に携わりました。単なるWeb制作にとどまらず、ブランドコンセプトの再定義から、ビジュアル開発、コンテンツ設計、さらにはリアル店舗におけるVI・販促ツールまでを横断的に設計。「購買」「理解」「体験」「空間」という複数の顧客接点を一貫した思想で統合することで、ブランド価値の最大化を図っています。

開発/DESIGN

ECサイト・ブランドビジュアル制作

主力商品である「十二単シリーズ」を軸に、ブランドの世界観を再定義。社長をはじめスタッフさまとのヒアリングを重ね、サイト全体のデザインを設計しました。 広報・マーケティング・SEOチームと連携しながらコンテンツ設計を行い、京都の四季や情緒を取り入れたアートディレクションを「ほしのや京都」さまにご協力いただいて実施。撮影、デザイン、運用レギュレーションまで一貫して構築することで、誰が運用してもブランドトーンが維持される仕組みを目指しました。 その結果、リニューアル後には売上前年比120%向上を達成。ブランド価値と購買体験の両立を実現しています。

コーポレートサイト制作

企業の根幹にある「本当に甘くておいしいお米を届けたい」という思想を軸に、サイトでは特に、「儀兵衛の志」と「儀兵衛のこだわり」というコンテンツを中心に構成。創業から受け継がれてきた想いや歴史、そして目利き・精米・ブレンド・炊飯といった独自の技術や姿勢を丁寧に言語化し、ブランドの本質が伝わる設計としています。

さらに、各事業・取り組みにおいては、具体的な実績や事例を交えながらコンテンツを構築。抽象的な理念だけでなく、実際の活動や成果と結びつけて紹介することで、企業の信頼性や提供価値がより明確に伝わる構成としています。

また当初は「兄と弟」という象徴的な二面性をコンセプトに据え、ビジュアル・コピー・導線を統合的にデザイン。ECサイトとの役割を明確に分けるため白を基調としたUIとし、思想やストーリーが自然と読み進められる構成としました。

加えて、本プロジェクトは公開して終わりではなく、運用フェーズにおいても継続的に改善を実施。ユーザー導線やコンテンツ構成の見直しを重ねながら、より理解が深まり、アクションにつながるサイトへとアップデートを行っています。

料亭サイト制作

来店前からブランドの体験価値を伝えることを目的に、料理・空間・時間帯ごとの世界観設計を軸としたサイト構築を行いました。

本プロジェクトでは、祇園店・銀座店・OMOYA店それぞれの個別サイトに加え、全体を統括する総合サイトを設計。各店舗の立地や提供体験の違いを整理しながら、ブランドとしての一貫性と、それぞれの個性が共存する構造としています。

料理の質感や自然光による陰影といったトーン設計をベースに、真俯瞰・斜俯瞰などの撮影構図、器や小物のスタイリングに至るまで細かくディレクション。昼と夜といった時間帯の違いに加え、祇園・銀座・OMOYAそれぞれの空気感や体験価値を丁寧に設計しました。

各店舗ごとの魅力が直感的に伝わるビジュアル構成としながら、総合サイトではブランド全体の世界観を統合的に訴求。五感に訴える飲食体験を、視覚情報として最適化したサイト設計としています。

八代目儀兵本社「OMOYA」VI・店舗ツール・サイト制作

「お米を中心に広がる多様な体験の場」というコンセプトのもと、本社ビル「OMOYA」リニューアルに携わりました。施設サイトの制作に加え、ロゴ(VI)開発から各店舗の販促ツール、サイン計画に至るまで、一貫したデザイン設計を行っています。

ロゴでは、「母屋=本質」という意味を起点に、お米の普遍的価値と老舗の歴史性、そして現代的な洗練を融合。タイポグラフィの中に「お米」のモチーフを取り入れることで、ブランドの象徴性をシンプルに表現しました。また、館内外のサイン計画においても、施設全体の統一感を保ちながら、各フロア・各業態の役割が自然に理解できる構成としています。

さらに、OMOYA内の各事業においても、米料亭での食体験、おむすびの楽しみ方、物販、ワークショップといった多様なコンテンツを整理し、それぞれに最適なビジュアル・情報設計を実施。飲食店舗サイト同様、料理や空間の魅力を最大化するための写真ディレクションも行い、ブランド体験を視覚的にも一貫させています。

販促ツールでは、のれん・POP・メニュー・ユニフォームなど細部に至るまで統一設計を実施。のれんは京友禅の型染めを想起させるベタ面構成とし、羽釜や米俵などのモチーフを用いたアイコンで視認性の高いデザインに、風通しの良い軽やかな印象と、来店しやすい空気感を演出しています。POPでは、お米の甘みや食感などの特徴を直感的に理解できるようレーダーチャートを用いて可視化。さらにメニューと連動しながら、それぞれのお米や料理に適した食べ方や楽しみ方も紹介することで、来訪者の体験価値を高める情報設計としています。

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