鹿沼 皐月盆栽・植物展示イベント ビジュアルデザイン| THE BOTANICAL GALLERY

KINOMAのメンバーである楽樹園(LadyBird たにく&さぼてん)福田洋一氏からのご依頼により、栃木県鹿沼市で開催される植物イベント「THE BOTANICAL GALLERY(ザ ボタニカルギャラリー)」のデザインサポートを行いました。

本イベントは、皐月盆栽の産地である鹿沼から、その魅力を日本国内のみならず世界へ発信していくことを目的に2024年よりスタート。皐月盆栽を中心に、多肉植物やサボテンなどを展示・販売するイベントです。

セメントプロデュースデザインでは、イベントロゴ・キービジュアル・各種プロモーションツールのデザインおよび、展示作品を収録したフォトブックのデザインを担当しています。

分析/ANALYSIS

01|伝統文化を“再編集”する

鹿沼市では従来より「さつき祭り」が開催されており、皐月盆栽は長い歴史を持つ文化として根付いています。

一方で、その魅力を次世代や海外へ広げていくためには、従来の見せ方とは異なるアプローチが必要でした。
本イベントでは、皐月盆栽をはじめとする植物を“鑑賞体験”として再構築し、新たな価値として提示することを目指しています。

02|若い世代へ届くための設計

本イベントでは、従来の盆栽や植物イベントの枠を超え、若い世代やこれまで関心のなかった層にも届く表現が意図されています。

ギャラリー空間にレッドカーペットを敷き、光の演出とともに植物を展示することで、
植物そのものの美しさを引き出しながら、写真を撮りたくなる体験型の場として構成されています。

セメントでは、この「観る」「撮る」「共有する」といった現代的な行動と植物文化を結びつける考え方を前提に、
ビジュアルデザインを設計。イベントのコンセプトや体験価値がより伝わるよう、グラフィックとしての表現に落とし込んでいます。

開発/DESIGN

01|キービジュアル

キービジュアルは、皐月盆栽や多肉植物、サボテンといった多様な植物にスポットライトが当たる様子を一つのビジュアルに集約し、アート性の高い表現として構築しました。

ダークな背景に光を当てることで、植物の造形や質感を際立たせ、シックでスタイリッシュな印象に。
従来の「さつき祭り」との明確な差別化を図り、新たなニーズや若い世代の視線を惹きつけるデザインとしています。

また、多くの植物が集まり一つのシルエットを形成する構成は、イベントそのものの在り方を象徴。
植物だけでなく、多様な人々が集い、新たな「光・夢・希望」が生まれる場であることを表現しています。

■2026年

■2025年

■2024年

02|ロゴ・ツール・フォトブック

ロゴや各種プロモーションツールにおいても、キービジュアルと連動したトーンで設計し、イベント全体の世界観を統一。

■2026年

■2025年

■2024年

本プロジェクトは、皐月盆栽という伝統文化を、現代の感覚で再解釈し、新たな価値として提示する試みでした。

文化は守るだけでなく、時代に合わせて伝え方を変えることで、より多くの人に届くものになります。

「THE BOTANICAL GALLERY」が、
植物の魅力を再発見する場として、そして新たな出会いや可能性を生み出す場として、
これからも広がり続けていくことを願っています。

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