
出汁専門店 京都離宮 ブランドデザイン
京都離宮
Works
Branding, Promotion
静岡県伊豆の豊かな水の恵みを背景に、わさびの栽培から製造・販売までを手がけるカメヤ食品。1947年の創業以来培ってきた技術とものづくりへのこだわりを強みに、わさび製品をはじめ、漬物や佃煮など、食卓を彩る商品を届けています。
弊社では、毎月の定例会議を通じた自社分析を基に、コーポレートメッセージの策定、シーズンビジュアル、販促ツール、プロモーションムービー、展示会、コーポレートサイト、SNS動画まで、ブランドの軸づくりから各種クリエイティブの企画・制作までを一貫して担当。カメヤ食品ならではの魅力やものづくりへの想いを整理し、さまざまな接点を通じて一貫したブランドイメージを発信しています。








毎月の企画会議を重ね、競合他社との比較や自社分析を通じて、カメヤ食品ならではの強みを探ることからスタート。主力商品に共通する価値を掘り下げるなかで見えてきたのは、伊豆の豊かな水と、その恵みを活かしたものづくりでした。こうした独自の価値をブランドの核として再定義し、コーポレートメッセージ「水とつくる」を策定。伊豆の水から生まれる商品の魅力と、そこに込められたものづくりの想いを、日本国内はもちろん、世界へと発信していくためのブランディングに取り組みました。


コーポレートメッセージは、カメヤ本店のオリジナル書体をはじめ、広く親しまれているカタカナ表記のカメヤロゴをブランドの核として位置づけ、すべてのパッケージやプロモーションツールに一貫して展開しています。

カメヤ食品のブランディングでは、毎月の定例会議を通じて、ブランドの現状や今後の方向性を共有し、継続的な改善に取り組んでいます。会議では、商品企画やパッケージデザイン、プロモーション施策など、具体的な制作物の検討はもちろん、市場の動向や顧客との接点、ブランドとして伝えるべき価値など、多角的な視点から議論を重ねています。単にデザインを制作するだけでなく、日々の取り組みを振り返りながら課題を見つけ、次の施策へとつなげていく。こうした継続的な対話と実践を通じて、カメヤ食品のブランド価値をより高め、一貫性のあるブランドづくりを推進しています。


最初に手がけたのは、海外向けおろしわさびのパッケージデザイン。コーポレートメッセージ「水とつくる。」に込めた「伊豆から世界へ」という想いを体現すべく、富士山や毛筆の力強い表現で日本らしさを打ち出しながら、海外市場でも存在感を放つ、エッジの効いたデザインを目指しました。発売当初に、アメリカの「Whole Foods Market」の店頭にも並び、日本のわさびの魅力を世界へ届ける第一歩となりました。

観光土産として開発した、わさび石鹸のパッケージデザイン。静岡県を訪れる女性客を主なターゲットに、富士のご来光をモチーフにしたデザインを提案しました。パッケージ越しに石鹸そのものが透けて見える仕様とすることで、商品の魅力を視覚的に伝えながら、お土産として手に取りたくなる佇まいに。発売後も愛される観光土産となっています。

コロナ禍で外食の機会が激減するという逆境を、新たな商品価値を生み出すチャンスへ。わさびをおつまみとして、個食でも気軽に楽しめる新シリーズを開発しました。わさびとチーズ、ピスタチオ、ごぼう、そら豆など、意外性のある素材との組み合わせで、わさびの新たな楽しみ方を提案。発売後は爆発的なヒットとなり、KIOSKをはじめ東京駅などへ販売網を拡大。現在もカメヤ食品を代表する主力商品として、多くのお客様に支持されています。

家庭用として人気を集めるわさびマヨネーズを、観光土産としても楽しんでもらえるよう、パッケージをデザイン。自宅で味わうおいしさを旅先で出会う楽しみへと広げ、持ち帰りやすく、贈り物としても手に取りたくなる紙袋入りの仕様に仕上げました。日常の食卓で親しまれている商品に、お土産ならではの特別感を加えることで、新たな購入シーンを生み出すデザインを目指しました。

静岡の水の恵みを受けて育ったにんじんやたまねぎ、トマトをはじめ、わさびごまだれ、さらにわさびの生の茎まで贅沢に使用した「プレミアムわさびドレッシング」も展開。素材それぞれの持ち味を活かし、わさびの豊かな風味と奥行きのある味わいを楽しめるシリーズに仕上げました。また、毎日の食卓でより快適に使っていただけるよう、中身の出しやすさにも着目し、ボトルの改良を重ねています。伊豆の恵みとカメヤ食品ならではのこだわりを、味わいから使い心地まで一貫して届ける商品づくりを目指しました。


観光土産として人気の高い、大容量タイプのおろし本わさび。ご家庭でもたっぷり使える実用性はそのままに、国内外の観光客に手に取ってもらえるよう、パッケージをリニューアルしました。日本を象徴する富士山をトレードマークに据えることで、ひと目で日本らしさが伝わるデザインに。旅先で出会うお土産としての魅力を高めながら、海外のお客様にも親しみやすい商品を目指しました。

わさびや伊豆の野菜たちを主役にした、素材の魅力を楽しめるふりかけシリーズ。グロッサリーストア向けに展開したスタンドパックタイプでは、わさびや野菜のシルエットを切り抜き、中身がのぞくデザインを採用しました。パッケージそのものが素材の魅力を伝える仕掛けとなり、商品の個性やおいしさへの期待感を視覚的に表現。伊豆の豊かな恵みを、売り場で思わず手に取りたくなるデザインに仕上げました。


わさび塩、お茶塩、わさびガーリックスパイスを揃えた、個性豊かな塩のシリーズ。小瓶に映えるコンパクトなラベルの中に、それぞれの素材や味わいの特徴を端正に配置し、シンプルながらも品格のあるデザインに仕上げました。食卓で日常的に使う調味料としてはもちろん、ちょっとした贈り物にもふさわしい佇まいに。素材ごとの個性を引き立てながら、手に取る楽しさも感じられるシリーズを目指しました。

素材のおいしさを楽しめる、お漬物のシリーズ。パッケージには、それぞれの素材をかたどったシルエットから中身がのぞく仕掛けを取り入れ、ひと目で商品の個性が伝わるデザインに仕上げました。手に取りやすさを意識した要冷蔵の小分けタイプと、持ち運びやすく保存性にも優れた常温のシンプルなパウチタイプを展開。用途や購入シーンに合わせた異なる仕様で、素材の魅力を伝えながら、売り場で思わず手に取りたくなる商品を目指しました。


カメヤおすすめのわさび漬けや味噌、わさび海苔、タルタルなど、さまざまな味わいを少しずつ楽しめる個包装シリーズ「小さなお副わけ」。日本の「お裾分け」をもじったネーミングに、ちょっとしたおいしさを分かち合う楽しさを込めました。小さなパックに詰め込んだ多彩な味わいは、自分用にはもちろん、家族や友人への気軽な贈り物にもぴったり。カメヤならではのおいしさを、誰かに分けたくなる商品として提案しました。

表面はシンプルに仕上げ、裏面にはシーズンビジュアルを大胆にあしらった名刺をデザイン。コーポレートメッセージと季節ごとのビジュアルを組み合わせることで、カメヤ食品が大切にする想いや事業の特徴がひと目で伝わる構成にしました。名刺という小さな接点からも、ブランドの世界観を印象的に届けるツールを目指しました。

カメヤ食品の地元・三島駅では、駅構内の看板やデジタルサイネージなどの広告デザインも担当。自社のわさび農園をビジュアルに用い、「世界農業遺産認定 わさびの里・伊豆」の魅力を発信。自社商品のPRにとどまらず、わさびを育む伊豆の風土や地域そのものの魅力を伝えることで、地元企業として街を盛り上げ、地域の価値を広く届ける取り組みです。

カメヤ食品の直営店や観光土産店に向けて、季節ごとに切り替わるシーズンビジュアルを提案。春夏秋冬、それぞれの季節が持つ伊豆の魅力を「水」を軸に表現し、豊かな自然や風土を感じられるビジュアルへと展開しました。訪れるたびに新鮮な印象を届けるとともに、伊豆の恵みから生まれるカメヤ食品のブランドの世界観を、店頭を通じて発信しています。




スーパーマーケット・トレードショーやFOODEX JAPANをはじめ、海外の展示会でも活用できる展示ブースやタペストリーのデザインを手がけました。繰り返し使用できる汎用性を備えながら、ブースの顔となるビジュアルには自社わさび農園の風景を大きく配置。商品だけでなく、その背景にある伊豆の豊かな自然や、わさびづくりへのこだわりまで伝えることで、国内外のバイヤーにカメヤ食品ならではの価値を印象づける展示空間を目指しました。


採用に課題を抱えていた時期に、カメヤ食品の魅力や働く環境をより深く伝えるため、採用特設サイトを制作。企業としての想いや事業の魅力を整理し、求職者がカメヤ食品で働く姿を具体的にイメージできる構成を目指しました。情報発信の場を整えることで採用活動を後押しし、実際の雇用にもつながる成果を生み出しました。

コーポレートサイトのリニューアルでは、カメヤ食品が大切にしてきたものづくりへの想いや、伊豆の豊かな水に育まれたわさびの魅力を伝える構成へと刷新。自社農園での栽培から製造、商品を届けるまでの一貫した取り組みを丁寧に紹介し、わさび製品や漬物をはじめとする幅広い商品群も整理しました。また、メインビジュアルには四季折々の伊豆の魅力を表現したシーズンビジュアルを採用。季節ごとに表情を変えることで、訪れるたびに新鮮な印象を届けます。商品だけでなく、その背景にある自然や人、技術まで伝え、カメヤ食品ならではの価値を発信するサイトを目指しました。

コーポレートムービーでは、自社わさび農園の風景から各工場での製造風景、観光土産店での販売まで、カメヤ食品のものづくりを支えるさまざまな現場を撮影。そこで働く人々の生き生きとした姿を通じて、商品が生まれ、お客様のもとへ届くまでのストーリーを描きました。会社案内としても活用できる映像に仕上げ、商談やプレゼンテーションなど、さまざまな場面でカメヤ食品の魅力と企業としての姿勢を伝える映像となっています。

SNSでの継続的な情報発信に向けて、カメヤ食品がおすすめする商品を紹介するショートムービーを制作。商品ごとに魅力や楽しみ方が伝わる映像を撮影し、毎月の投稿に活用できるシリーズとして展開しました。日々の食卓に取り入れたくなる使い方や商品の個性を短い映像で伝えることで、ブランドとの接点を増やし、継続的な認知拡大とファンづくりにつなげています。

毎月開催される「漬物の日」のイベントをより効果的に運営できるよう、継続的な活用を前提としたチラシを制作。開催日や商品情報などを現場で更新‧修正しやすい構成とすること で、担当者自身が運営に合わせて柔軟にリライトできる仕組みを整えました。デザインの統一感を保ちながら、更新のしやすさと運用のしやすさを両立。日々の販促活動を現場から支え るツールを目指しました。


ブランドの核である「水」に着目し、期間限定のかき氷企画を提案。伊豆の水を使って豆腐づくりも手がけるカメヤ食品ならではの強みを活かし、豆乳をエスプーマに仕立てることで、ひと味違うかき氷を期間限定で提供する企画。素材の背景にあるものづくりの技術を、カメヤ食品ならではの発想で、伊豆の水の魅力を味わいながら楽しめる企画となりました。

