商品開発プログラム|SESSION 石川

公益財団法人石川県産業創出支援機構(ISICO)様と県内ものづくり中小企業の新たな事業の柱となる自社製品開発・販路開拓を支援するため、商品開発実践プログラムとして、「Session石川」を開催しています。

本講座は、2020年度から2025年度まで6回開催しており、これまでに多くの企業さまが自社の技術や想いを活かした製品開発を進め、様々な商品化が進んできました。

以下では、その取り組みの詳細とこれまで商品化してきた事例企業様を紹介しておりますので、最後までご覧ください。

ポートフォリオ/PROJECT PORTFOLIO

参加企業様の開発事例

全6回実施している中で、実際に商品開発・デザインまで実施され、世の中にプロダクトを生み出した企業様もおられます。
下記では、その一例を紹介しておりますので、ぜひご確認くださいませ。

商品開発プログラムの一環として、セメントプロデュースデザインが培ってきたノウハウを活かし、デザイン面でのサポートを行った実績です。

amiiro
SPP株式会社

石川県小松市に拠点を置く縫製工場、SPP株式会社の自社ブランド「amiiro(アミイロ)」の開発の伴走をさせて頂きました。同社の服飾技術や製作ノウハウを生かし、ホールガーメントと熱融着糸を組み合わせることで、ニットの良さである柔らかな風合いを残しつつ、型崩れしにくく伸びにくいニットバッグを開発しました。石川の四季折々の美しい景観や伝統工芸を現代的な形や色に落とし込み、「石川らしさ」を再構築したニットブランドです。

バウムクーヘンの自社ブランドロゴ・パッケージデザイン
株式会社明月堂

1979年創業以来、バームクーヘンなど冠婚葬祭向け引菓子の卸売を手がける金沢に拠点を置く株式会社明月堂の直営店の設立に際して作られた自社ブランド”ツキトワ”のネーミングのディレクション・ロゴデザインをさせて頂きました。Session石川の取り組みを経て事業を見つめ直したことで、地元にしっかりと根付いたブランドづくりの重要性に気付かれ、自社ブランドに生かされています。

事例02 / 商品開発(アドバイス)事例

本商品は、商品開発プログラムの一環として参加事業者が主体となり開発された実績です。セメントプロデュースデザインは直接的な商品デザインには関与していませんが、本プログラムを通じて得られた学びやプロセスが活かされています。

”能登上布”ファッションブランド”凛装”
株式会社山崎麻織物工房

株式会社山崎麻織物工房は日本の五大上布(麻織物)のひとつとされている能登上布の唯一の織元です。その伝統をこれからも紡いでいくために、「最高級の夏着物を味わう凛とした特別な日常着」をコンセプトとして立ち上げたファッションブランド「凛装 (Rinso)」。同ブランドは着物や和装から着想を得た、伝統の手仕事でつくる能登上布の新たな装いを提案する上質な日常着のブランドです。伝統的夏着物の能登上布独特の麻のつややかさと、透けて張りのある服をまとう心地は、着物を着ると心が整うように、「凛」=心身を正す という日本の美意識を感じることができます。

”りくつなちょい呑みセット”
有限会社ふる里の味すみげん

江戸時代末期創業、170年以上の歴史を持つ小松駅前・三日市商店街の老舗「すみげん」は、昆布や身欠きニシンなど北前船で届いた乾物を扱ってきました。現在も乾物や発酵食を通じて日本の伝統食文化を伝え続けています。Session石川参加当時の2024年の北陸新幹線が小松駅開通する予定の時期に向けて、人気のあるごりの佃煮、ふぐの糠漬け、葉わさびの佃煮の三種を新幹線で日本酒とともに楽しめる詰め合わせとして開発されました。”りくつな”は石川の方言で“便利な”を意味する名前の通り、手軽な酒肴やギフト、味見用にもぴったりな逸品です。

生革のブランド
革仕事のお店 tasola 

革仕事のお店tasolaを設立し、従来には無い視点を取り入れながら、革小物をはじめ、作家とのコラボ作品や工夫を凝らしたユニークなものまで幅広く手掛ける工房です。SESSION石川を経て、輪島の漆の職人としてのバックグランドとレザークラフトの技術を掛け合わせ、生革(きがわ)に漆塗りを施して伝統と革新を表現した、透明感のあるアートクラフトとしてのレザーアイテムを開発されました。

プログラム内容/PROGRAM CONTENTS

Session石川は以下のスケジュールの全7回に分けて商品企画まで取り組みます。

第1回:自社分析①
「設備・技術・素材」を十分に分析する

自社の現状について整理するため、保有する設備/機械やそれを使った技術、あるいはできる素材の特性をまとめ、経営資源を分析します。

第2回:自社分析②
自社と他社のポジションを確認する

競合分析を行い、自社と他社のポジションを確認しながら今後どのような展開ができるのか、ベンチマークとなるブランドはどこなのかを検討します。

第3回:市場・顧客のターゲティング
自社の差別化できる場所を見つける

現状を踏まえ、達成したい目的や作りたいモノを設定しました。そして、それによりもたらされる社会的な役割を明示し、自社が目指す立ち位置を明確にしました。

第4回:SO分析
社内外の有形・無形資産の拡張作業

自社や業界の課題を特定し、解決に向けた自社の強みや想いを込めた自社商品のブランドコンセプトを固めました。

第5回:コンセプト立案
課題と想いをもとに「ビジョン設計」を行う

自社や業界の課題を特定し、解決に向けた自社の強みや想いを込めた自社商品のブランドコンセプトを固めました。

第6回プレゼンテーション
「新事業・商品の計画書」を発表する

計画書をバイヤーの方々に向けて発表し、フィードバックをいただくことで、新商品のリリースへとつなげていく機会としました。

以上の勉強会に加え、各回の午前中には参加企業様の工場や現場にも訪問させていただき、生産体制や生産能力を把握することも実施しております。
製造現場を実際に訪問し、現場管理者の意見を参考に自社商品の企画に向けて個別アドバイスを行いました。



また、6回の講義の終了後には、参加の各社様と個別での相談形式で、各社に合わせた開発に向けた具体的なアドバイスを実施するフォロー回も実施しました。

SESSIONの土台となる38の事業開発ステップ

工程の前半では、プロジェクトの目的を共有した上で、自社が持つ技術や素材の強みを明らかにしていきます。

自分たちが誇れる技術を用いてモノを作らなければ、他にないものは生まれないのです。方向性やコンセプトが固めて、デザイン・商品のアイデアを考えていきますが、この段階でも何のためにつくるのか、誰に売りたいのかということをクライアントと共によく確認しています。

またこちらが提案したデザインに対する判断軸を定めるためにも、展示会・メディアなどのリサーチをお願いしており、文脈の共有に努めております。ここで、紹介しているステップは、クライアントによって変更することもあり、現在も試行錯誤を重ねながら、方法論のアップデートを行っています。

参加企業様一覧/MEMBERS

過去の参加企業様の紹介

Session石川は過去6回開催しており、合計約38社を超える企業さまに参加いただいております。
以下、参加企業さまの事業内容の一例です。
・土づくりから製品まで一貫して行なう陶器メーカー
・国内外でカーテンを製造販売する生地の加工販売会社
・建具などの部品を短納期で対応する板金加工会社
・ピンズを主体に様々な金属加工製品、ポリパーツ製品等を製作する会社
・子育て世代のママが安心して働けるママ主導の手作りドーナツ製造販売会社
・完全オーガニックな自社農園での生産から加工販売を手がける会社
・石川伝統の”加賀みそ”を中心とする味噌メーカー
・能登エリアで植物公園を運営したり、観光・教育・防災などを通じて地域の未来づくりに取り組む会社
・加賀エリアで漆器関連の企画や製造している工房や、ベースとなる生地を製造している工房など
・輪島にて代々漆器を製造販売する会社
・自動車や携帯の分野などで使われる極細金属線でのメッシュ生地メーカー

上記のように、業種関係なく石川県内のさまざまな事業者様にご参加いただいております。特に、小規模事業者の方は本プログラムをきっかけに自社商品開発を進め、今ではその商品が売上の柱となっている企業様もおられます。
Session石川に参加いただいた企業様には、過去受講生の方と繋ぎ、商品開発の難しさや魅力について話していただいたり、開発以外の本業の仕事でも一緒に取り組んだりしていただいています。

参加ご検討の企業様/COMPANIES CONSIDERING PARTICIPATION

参加希望や取り組みの詳細を聞いてみたい企業様へ

最後まで見ていただきありがとうございました。Session石川は今後も継続的に開催を予定しております。

毎年6月に参加企業様に向けた説明会兼商品開発セミナーを開催しておりますので、ご興味ある方はISICO様からのご案内をお待ちいただくか下記より問い合わせくださいませ。

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