KOBE Fruwa / 梅香堂

KOBE Fruwa / 梅香堂

“神戸の定番ワッフルお土産”になる

神戸の老舗焼菓子屋「梅香堂」がお届けする、こだわり抜いた安心素材の美味しさと匠の技術を感じる、フルーツとワッフルが出会って生まれたフルーツワッフル「KOBE Fruwa (コウベフルワ)」。

商品の開発段階から携わり、ロゴ、パッケージ、展示会ブースの空間演出まで一貫してデザイン。プレゼントされた人々を幸せにし、自分と自分の愛する人を笑顔にするために生まれた「フルーツのお花」がモチーフ。

プロジェクト概要

Task -課題-

  • 年々減り続ける元請けの受注
  • 既存販路の食品業界に留まっている商品流通
  • 常設販売店舗が少なく、売り場面積が確保できない

Goal -目的-

  • 食品業界以外への流通販路を新規開拓する
  • 当ブランドの商品販売から大型受注へつなげ、企業の元請けの受注を増やす

Approach -アプローチ-

  • ターゲット・トーン&マナーを再設計する
  • ギフト需要にも使えるパッケージデザイン
  • 味の展開を増やす
  • 展示会への出展
  • OEM受注のための窓口

デザイン

ブランディング

神戸市がデザインの力を活かした産業の振興に取り組むプログラム「ものデザインコラボLAB KOBE」を通じて、ブランドコンサルティングを行います。梅香堂さまはプログラムと並行して個別契約を交わし、ブランディングを全面的に弊社と進めてゆくことになりました。

 

ターゲット・ペルソナ・コンセプト設計

具体的な販売先イメージの設定。ターゲットとなる顧客のペルソナ設計を経て、ブランドの軸となるコンセプトを言語化し、それに基づいたブランディングを進めます。

 

ネーミング・ロゴ/VIデザイン

メインターゲットとなる30代女性に響くよう、神戸らしい上品かつキャッチーさのあるVIを作り込みます。「神戸」生まれの「地元産フルーツ」を用いた「ワッフル」であること。これを表現するためにネーミングは「神戸フルワ」に。

味展開の再設計

現行のオレンジ・リンゴ・キウイの3種類に、パイン・レモンを加えた5種類展開に。売り場での面積を拡大と、ギフトセットの価格バランス、商品の彩りを見て設計します。

 

パッケージデザイン

商品の最大の特徴であるフルーツの断面をイラストで直感的に訴求する花束のような外装パッケージ。開くとお花のように鮮やかなフルーツワッフルが現れ、ギフトであることを彷彿させるパッケージを設計します。

 

商品カタログデザイン

展示会はもちろん、販売先の店舗で手に取れる商品カタログを事前に準備しておきます。ケースによってはブランドサイトやECサイト、SNS用画像など、プロモーションツールを展開先に応じて作成します。

展示会への出展

ブランドリニューアルのお披露目の場として、ギフトショー内の「ACTIVE CREATORS」ブースへ出展。ビジネスショーという場であったとしても、商品のコンセプトやテーマに沿った空間を用意し、その世界観の中で商談を行えるような場に。レンタルの什器などは使用せずに、果物用の木箱やエプロン、はさみ焼きの道具などでFruwaの世界観を演出。

 

販売ルートの見直し

食品業界に偏っていたこれまでの流通経路以外へ販路を拡大。主にCEMENTの他ブランド商品での卸先であるインテリアショップやライフスタイルショップ、百貨店などに流通させつつ、イベントや催事などへも出店することで話題性を呼びます。また、大量発注や別注などを請けることができるような“余白”は開発段階から念頭においてデザインします。

 

流通先拡大〜今後の展望

開発当初から狙っていた神戸を中心としたデパート、ギフトショップ、SAなど順調に販売店舗は拡大。これまで主軸であったOEMだけでない「次」の経営資産を生むことができました。現在では次の新商品とCI開発を同時で進めており、梅香堂ブランドを次の世代まで広めてゆけるように邁進しています。